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環境への取り組み

 

みなまた環境塾

 
九州・沖縄地区 2009年10月01日
九州・沖縄地区
熊本大学 工学部 大学院自然科学研究所

環境モデル都市みなまたに貢献する人材の育成


水俣(みなまた)市は、約50年前水俣病という公害が発生し、環境が破壊され多くの市民が苦しみました。その後長い間、後遺症に悩まされてきましたが、市民と企業が一体となり取り組み、見事、地域の環境再生に成功しました。2008年7月にはその実績が高く評価され、政府から環境モデル都市に認定されています。
そして、水俣市のこれからのまちづくりを支える環境の専門家(エコロマスター)を育てるため、『みなまた環境塾』が誕生しました。工学系の先生を中心にいろいろな分野の先生が集まって運営しています。以下にこれまで先生方と共に取り組んできた研究の一部を紹介します。

1 海藻の森でニ酸化炭素(CO2)を吸収する


地球温暖化最大の原因は二酸化炭素CO2ですが、それを森林が吸収してくれることはよく知られています。しかし海洋も約30%のCO2を吸収しています。この吸収は主に海洋生物によってなされており、海藻も多くのCO2を吸収してくれる海の木といえます。海藻が多い海は、CO2を多く吸収するだけでなく、様々な生物がすみつき豊かな漁場にもなります。本塾では水俣湾を海藻の森にする研究をしています。

2 街に眠る資源を掘り起こす

地下資源のほとんどを輸入している我が国が、実は世界トップクラスの資源大国であることを知っていますか?皆さんが使用している携帯電話、パソコン、ポータブルオーディオその他多くの家電製品には金や銀、その他多くの貴重な金属が使用されています。日本中でそんな家電製品を集めれば、世界最大級の鉱山に匹敵する資源量になるのです。私たちはこれを都市鉱山と呼んでいます。私たちは、この都市鉱山には、どんな資源がどのくらい含まれ、どのようにすれば回収(採掘)できるかを研究しています。

このほかにも、水質改善、廃棄物の利活用、省エネルギー、農村部の再生など多くのテーマに取り組んでいます。

3 今後の取り組み

これからも、持続可能な社会の実現に貢献できる人材や産業の育成に努めます。2年後を目処にインターネットを利用した環境塾もスタートさせ、世界中でエコロマスターを養成する計画です。

みなまた環境塾ホームページ:
http://ecomot.org/

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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