2025年6月27日
私が小学生のころ祖母が認知症を患ったことをきっかけに、日常の中にある「暮らしにくさ」に気づき、工業デザインやユニバーサルデザイン、そして建築に興味を持つようになりました。
高校生の時に、理系に進むことを決めた理由は3つあります。
1つ目は「知らないことを知っていくのが楽しかった」ことです。数学の教科書が配られた新学期には、難しくてわかるはずないと思っていた方程式も授業を重ねていくにつれて理解できるようになっていくことに楽しさを感じていました。
2つ目は「過程を理解しないままの暗記が苦手だった」ことです。一問一答で言葉を覚えるような作業が苦手で、根拠があるプロセスを踏むことで納得するため、そのようにして化学や物理、数学の公式等を覚えることができていました。
3つ目は「理系ってなんかかっこいいなー」と思ったことでした。女子で少数派ということが不安に感じる人もいると思いますが、私はそれが逆に珍しくてかっこいいと思っていました。
物理・生物の選択時には、医用工学に興味があり、先生のアドバイスで物理を選びました。結果的に、建築学を学ぶには物理が必須だったので、この選択が今につながっています。
現在は、建築計画を専攻しています。研究テーマは「郊外住宅地の再生」です。地域に住む人々が「ここで暮らし続けたい」と思えるような、快適で安心できる環境づくりを目指しています。工学系の学部は、男性の割合が高いのは確かです。でも、女性だからこそ気づける視点がありますし、女性が少ないからといって、不安になる必要はありません。自分が興味を持ったことに素直に向き合い、自分の選んだ道に誇りを持ってほしいです。
どんな人になりたいか、何をしたいのか、たくさん考えて、悩みながら進路決定や学生生活を楽しんでください。たくさんの時間をかけて自分で考え、周りの様々な意見を聞き、ときには直感を信じることで、きっと後悔のない進路を決めることができると思います。

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