2018年3月15日
私が進路について考え始めたのは高校2年の終わり頃で、特に将来就きたい職業などはありませんでした。横浜国大の理工学部を受験したのは、実家から通える範囲でやりたいことができそうな大学だったからです。高校生のときに興味があったのは今携わっている分野とは少し別の、どちらかといえば機械系に近いもので、未来について漠然としたイメージしかないまま大学に入学しました。それから3年が経ち配属された研究室は通信系で、実は全く興味のなかった分野だったのでどうしようかと不安になったこともありました。ですが興味の有無は気の持ち方で何とでもなるようで、すぐに研究が楽しくなりました。そしてそのまま大学院の修士課程に進学し、この度博士課程まで進むことにしました。研究室では、国内学会だけでなく海外で開催される学会にも参加させていただき、とても貴重な体験をしています。
高校生の頃から変わらず、将来就きたい職業や未来についてのイメージは曖昧なままですが、「今の自分がやりたいこと」にを最優先にして進路を選んでいます。必ずしもやりたいことができるわけではありませんが、自分にできる範囲の中でやりたいと思えることを見つけられたなら、辛いことがあっても乗り越えていけると信じています。
進路選択は決まる人はさっくり決まって、悩む人は本当に悩むと思います。選んだ進路が自分にとって正解だったのかそれとも間違いだったのかは、実際に進んでみて初めて分かることです。人生は長いのですから、間違いだったなと思ったらその時点からやり直せばいいだけです。あまり気負うことなく、後悔のないよう悩みぬいて、目標が定まったらそれに向かって精一杯頑張ってください。
工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 小学校の卒業文集に「将来科学博士になりたいです!」と無邪気に書いていたのでそのころには漠然と決まっていたのだと思います。 |
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工学系への進学理由は? | ものづくりをしたかったからです。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 無線通信、主にアンテナです。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 学部の講義は毎日実験かと思っていましたが、さすがにそんなことありませんでした。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 社会系科目はセンター地理しか使わなかったので、センター用の参考書を読むにとどめました。克服してません。 |
お気に入りのグッズを見せてください♪ | 学部生の頃、初めてバイトをして貯めたお金で買ったカメラです。旅行や学会にはいつも持っていきます。 |
工学部に来て大変なことは? | 1年次に躓いたところが今でも足を引っ張るところ。やっぱり基礎は大事です。 |
工学部に来てよかった事は? | 充実した日々を送れていることです。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |