2017年8月10日
私は小学生の頃、食料品や生活用品の生産工場に潜入して取材するテレビ番組が大好きで、毎週欠かさずに見ていました。
特に工場ラインに設置されている“人に代わって働く機械”はとても興味深く、休むことなく正確な作業をするその仕組みはいったいどうなっているんだろうと不思議に感じていました。
私の通っていた高校は、2年次から理系クラスと文系クラスに分かれるのですが、私が理系を選択した理由は、当時あこがれていた先生が理系クラスの担任になると噂を聞いたからでした(笑)
不純な理由で理系を選んだにも関わらず、化学や物理の授業は楽しくて、日常の現象に置き換えて考えられるのがとても面白かったです。
三年生になって進路を決めるとき、好きな科目だった化学や物理を深めたいという思いはあったけど、理学部にするか工学部にするかを最後まで決めかねていました。
そのとき、そのあこがれだった担任の先生が「木が一本立っていたとして、その木がこれまでどんな風に成長してきたのかを知りたいか、これからどんな風に成長していくのかを知りたいか、前者なら理学部、後者なら工学部」と言われました。
私はこの言葉を聞いて、工学部に進学して化学や物理に関する知識を深め、それがこれからの世の中でどんな風に使われて発展していくのか学びたいと思いました。
そして工学部の各学科の中でも、ずっと不思議に感じていた“人に代わって働く機械”に関連することが学べる、機械システム学科を選びました。
大学の講義では、数学、物理学だけでなく、工学において不可欠な設計学やプログラミングについても学びました。
実習も多くあり、グループに分かれてエンジンを動かしたり、ロボットを作ったりしたことはとても思い出に残っています。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 工場の生産ラインに導入する機械を開発する技術者になりたいです。 |
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大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 中国、四国、近畿の真ん中に位置する大学であるため、色んな人に出会えると思ったから。大学では色んな地方の方言が飛び交っています(笑) |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 女の子の友達はあまりできないと思っていたけど、サークルやバイトを通してたくさんできたこと。 |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 製造業においては、技術職の方が採用人数が圧倒的に多いため、有利だと思います。 |
今一番興味があることは? | 株の勉強をしています。工学部は製造業について知る機会も多くあり、それらの会社が今日本でどんな立ち位置なのか一つの指標で見ることが出来るのがとても楽しいです。毎日朝と夜に気になる会社の株価をチェックしています。 |
お気に入りのグッズを見せてください♪ | 卒業した研究室の先輩からもらったサボテン。代々受け継がれているそうです。 |
工学部に来て大変なことは? | 研究においてですが、理論を立てるだけではなく、それを実証するための作業も必要になるところ。でも大変なのと同じくらい、やりがいや達成感はあると思います。 |
工学部に来てよかった事は? | 身近な機械の中身を想像できるようになりました。例えば自動販売機はこういうプログラミングがしてあって、こんな機構で動いているんだろうなあとか。自己満足なのですが(笑) |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |