2017年3月3日
父親が建設関係の仕事をしていることから建設業には幼いころから興味がありました。よって大学で土木学科を目指したことは、ごく自然なことでした。大学で土木の勉強を進めていくうちに、土木構造物に魅力を感じるようになり、実際現場に携わりたいと思うようになりました。しかし、現場における女性技術者の数はまだまだ少ないことも事実で、本当に自分がそこでやっていけるのか不安に感じていました。
そこで、研究室の先輩の助けをお借りしてトンネル現場に住込みでインターンシップに行きました。実際、現場に出てみて女性でもやっていけると思ったのと同時に現場で働きたいと感じるようになり、ゼネコンで働くことを本格的に目指すようになりました。
1番に感じたことは、建設現場に性別は関係なく人間性が重要であると言うことです。はじめは私自身も周りも不安や戸惑いを感じていましたが、現場で男性職員と同じ仕事をしていると自然と周囲も男性職員と変わらないように接してくれるようになり、現在では上司からも作業員の方からも日々厳しく怒られ成長しています。(笑)
施設の面でも急速に女性を受け入れる体制が整ってきており、実際私は他の職員と共に事務所の2階に設けられた宿舎スペースで寝泊りをしています。各々の部屋にはユニットバスがつけられていて、完全個室になっていることからも快適に生活が出来ています。
もとより理系思考だったので、工学部の勉強はすごく楽しかったし、やりたいこともチャレンジできたのではないかと思います。在学中は学会等を通して様々な場所に行くことが出来ましたし、研究内容を学びに海外へ短期留学をすることもできました。これらは工学部だったから出来たことではないかと思います。女性の割合が少ないのも事実ですが、男女関係なく同じ目標や夢を持った仲間達と学べることは本当に刺激になりました。
工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 理系への進学は中学生 工学部への進学は高校生 |
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入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 女性が思った以上に多かったこと、キレイな施設が多かったこと |
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 数学、科学、物理は得意と言うより好きだった |
高校時代の苦手科目は? | 英語、古文 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 英語がすごく嫌いだったが、大学院で留学生と話したりすることで苦手意識は減ったと思う |
今一番興味があることは? | 新しい美容方法や健康食品などを試すこと |
工学部に来て大変なことは? | 想像以上に英語の勉強が必要だったこと |
工学部に来てよかった事は? | 自分の好きな道に進むことが出来たこと |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |