私たちの大学では、学部2年生に進学する際に主たる専攻(第一メジャー)を選択するのですが、私はナノ材料などの先端的な材料研究に興味があり、材料工学メジャーを志望しました。学部3年時に光技術材料研究室に配属され、半導体ナノ材料の作製やその光学応用に関する研究を行っています。具体的には、ナノサイズの半導体材料による高性能レーザを開発し、医療イメージングへ応用することを目指しています。結晶成長用の大型装置や光学特性評価装置などを使って材料作製を行い、さらに半導体微細加工技術によってデバイス作製とその評価まで、材料からその応用までを一貫して自分の手で行うことができるので、ものづくりがやりたかった自分としてはとてもやりがいを感じながら研究に励んでいます。
現在は大学院に進学し、実験だけでなく、大学院ゼミや、各種学会で自分の研究内容を発表する機会もあります。学会での発表は、発表スキルだけでなく、異なる視点を持った様々な人たちとの議論を通して考察を深めることもでき、自身の成長を実感しています。最先端の材料研究に少しでも触れることができた経験が、今後のキャリア形成にも大いに役立つと思っています。これから工学系の大学を目指す高校生の方には、大学で興味ある専門分野に出会えば、大学院進学も検討されることをぜひお勧めします。
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