私は宮崎大学大学院 工学研究科 機械・情報系コースに所属している修士1年の大学院生です。学部と大学院では、情報工学を学んでいます。私は、高校と大学の大きな違いの1つは、研究室の存在だと思います。この記事では、私の研究室での活動を紹介します。私の場合は、「研究」と「ETロボコン」の2つが主な研究室での活動です。大学の研究室ではどんな活動をしているのか、一例として読んでいただけると嬉しいです。
まず、研究について紹介します。私の所属する研究室は、「ソフトウェア工学」が主な研究テーマです。ソフトウェア工学は、ソフトウェア開発における人間の負担をいかに減らし、ソフトウェアの品質を上げることができるのか、を考える分野です。私は、ソフトウェアの設計と実装を支援するツールを作成しています。また、自分の研究を論文としてまとめ、プレゼンテーション等で発表する機会が多くあります。そのため、ただプログラミングをするだけではなく、研究の背景や目的、手法、評価、今後の課題などを踏まえて、相手に伝える力も学んでいます。
次に、ETロボコンについて紹介します。ETロボコンとは、ソフトウェアデザイン技術や組込み開発技術を競うロボットコンテストです。一般的なロボコンとは異なり、ソフトウェア重視のコンテストであり、全チーム共通のロボットによるコース走行タイムと、高品質な組込み開発には欠かせないモデリングで勝敗が決まります。私の所属する研究室では、組込み開発とチーム開発の勉強のために、研究室の有志のメンバーで、毎年参加しています。流行りの開発手法を取り入れてみたり、プログラミングの勉強会を開催したり、競技の攻略法を議論したりと、ETロボコンを通してチーム開発の楽しさ・難しさを学んでいます。
私の研究室での活動を紹介しました。研究室によって、それぞれの特色があると思います。大学のWebサイトや、オープンキャンパスなどのイベントで、研究室の紹介を行っていることも多いです。いろいろな研究室を眺めてみて、大学生活の想像を膨らませてみてはどうでしょうか。
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