現在私は、大分大学大学院の知能情報システム工学コースに所属しています。元々やりたいことがあったわけではなく、情報系に行けば将来的に役に立つ技術を身に付けることができるだろう、という理由だけで大学に進学しました。
大学生活を送る中で、留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の存在を知り、1度しかない大学生活だからこそ色々なことにチャレンジしたいと考え、応募しました。そして、学部3年時にアメリカに約3か月留学しました。大分大学は、留学に対する手厚い支援や協力等を行ってもらえて、なおかつ大分県内の企業との取り組みにも力を入れているため、留学終了後も留学支援を行っている県内企業のインターンシップに参加させて頂きました。留学を通して自分の興味がある分野を模索したところ、IoTに関する研究を行いたいと思うようになりました。研究室配属はすでに終わっており、配属先は直接的にIoTアプリケーション領域の研究を行っていませんでしたが、自分の考えを述べると担当教授に快く受け入れて頂き、卒業研究でIoT分野の研究を行えることになりました。
現在も同じ分野で研究を行っていますが、たくさんの方の支援のもと、酒蔵や製茶工場等でIoTシステムを導入し、実際に業務で利用してもらえるまでになりました。その成果は、台湾やラスベガス(賭け事に初挑戦:カジノで130ドル勝ちました(笑))で行われた国際学会や他大学での招待講演等で報告しています。特に、地域連携を大切にしており、大分県内企業との活動に力をいれています。
様々な取り組みを行う中で、まず何事もやってみることの大切さを学びました。いろいろな場面で迷ったり悩んだりすることがあると思いますが、少しでも興味があるのなら怖くても一歩を踏み出してみてください。その結果、自分の可能性や将来への展望が広がると思います。
掲載大学 学部 |
大分大学 理工学部 | 大分大学 理工学部のページへ>> |
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |