私の通う長岡技術科学大学は、全国の高専からの進学者が多く、学生の1割が留学生という特色があります。日本中・世界中から学生が集まる国際色豊かな大学です。それだけでなく、全学生対象に半年間、国内外の企業や研究機関に行って仕事を経験し、今後に活かす為の実務訓練(長期インターンシップ)というチャンスがあります。私はこのプログラムでインドに行くことができました。インドでの実務訓練を通して、積極的に自分の考えを伝えていかなければ物事は進まない、ということを学びました。海外では日本のように「察する」という文化がないからです。英語が得意とは言えない私でしたが、下手でも英語を話すのが恥ずかしくなくなりました。
ところで皆さんは今、なぜ大学に進学しようと思っているのでしょうか。私たちは知識を得るのが随分容易な時代に生活しています。やる気さえあれば、インターネットでも無料で大学の講義を受けることができます。そのような時代でも、私が大学院まで進学した理由は二つあります。一つ目は、私の希望する職種には修士程度の学力が求められており、重要な研究の手法を先生や研究室の仲間から学ぶことができるからです。二つ目は、人との出会いが人生を豊かにすると思っているからです。現在、私はロボコンプロジェクトや国際交流学生委員会といった学生時代にしかできない活動に取り組み、日々学んでいます。
私は母子家庭で兄弟も多かったので、家計の負担を減らすために学内外の奨学金等の支援を受けさせて頂いています。そのためには良い成績の維持が求められますが、好きなことであれば良い成績を修めることは難しいことではないでしょう。苦手なところがあっても友達と協力しあい、先輩や先生に教えてもらいながら学んでいけばいいのです。
インドに半年実務訓練に行って成果を残すことができたこと、初心者ながらもロボコンプロジェクトの仲間と最後までやり遂げられたこと、国際交流学生委員会に参加し留学生の友達が多くできたこと、学内で後輩の指導ができるようになったことも、全て私自身が積極的にチャレンジしてきた結果です。私は少し運がよかったのかもしれませんが、振り返ってみると、望んで新しい環境に入っていく人間なのかもしれません。誰しもが、積極性と人との出会いを大事にすれば、様々なチャンスを掴めると思います。そして周りの人の助けを借りながらも、実力以上の成果を得ることができるようになります。あなたも、長岡技大でいろんなことに楽しみながらチャレンジしてみませんか?
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