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おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

Pythonに基づくAIの体験

2024年12月13日
山口大学 工学部 電気電子工学科
教授 田村 慶信

はじめに

 近年、AI(Artificial Intelligence、人工知能)として、ディープラーニング(Deep Learning、深層学習)が様々な分野で利活用されています。AIを体験することは、AIの仕組みを知るだけでなく、その可能性を理解することにもつながります。ディープラーニングは、一般的には画像分野や言語学習などで人気ですが、単純な判別問題や予測でも有効性を発揮します。ここでは、ディープラーニングを体験することで、将来の可能性について考えてみてください。

準備

 ここで紹介しているツールおよびデータは、各サイトにおける利用規約にしたがってご利用ください。予め、Googleアカウントを作成しておいてください。また、インターネットに接続されたモバイルデバイス、タブレット、またはPCをご準備ください。

プログラム

http://www.tam.eee.yamaguchi-u.ac.jp/imp/mirai-kougaku.html

 上記のサイトに、本テーマで利用するソースコードを掲載しています。本テーマは、ディープラーニングを体験することが目的ですので、プログラムの詳細な説明は割愛させて頂きます。

実践

https://colab.research.google.com/

 上記のColaboratoryのサイトで、サンプルコードを実行できます。実行するためには、Googleアカウントを作成しておく必要があります。上記の「プログラム」で紹介したサイトに表示されているプログラムをコピー・ペーストし、実行してみましょう。図1の赤い丸印のボタンをクリックするとソースコードが実行されます。30秒ほど待つと、実行結果が出力されます。続いて、図2の赤い丸印のボタンをクリックすると、実行結果がPDFファイルとして出力されます。それぞれのPDFファイルをダウンロードして開いてみましょう。図3は、ディープラーニングにより学習された誤差関数の推定結果を示しています。図4は、ディープラーニングに基づく推定結果です。

図1:Colaboratory上の実行画面。図1:Colaboratory上の実行画面。
図2:Colaboratory上の出力結果画面。図2:Colaboratory上の出力結果画面。
図3:サンプルコードに基づく誤差関数の出力結果画面。図3:サンプルコードに基づく誤差関数の出力結果画面。
図4:サンプルコードに基づく推定結果の出力結果画面。図4:サンプルコードに基づく推定結果の出力結果画面。

応用

http://www.tam.eee.yamaguchi-u.ac.jp/imp/mirai-kougaku.html

 上記のサイトのソースコードにおける30行目から37行目の数字は、ハイパーパラメータといい、ディープラーニングにおける学習精度などに関係するパラメータです。この部分の値を色々と変えてみて、結果がどのように変化するか確認してみるのもいいでしょう。

おわりに

 簡単なサンプルプログラムで、視覚的に分かりやすい図をプロットできたと思います。Google社のColaboratoryというサービスの無料版を利用することで、初学者でも簡単にディープラーニングを体験することができます。

参考文献

[1] Colaboratoryへようこそ-Colab,Google, https://colab.research.google.com/

補足

 Colaboratoryは、Google社により提供されており、2024年11月時点において無料版として公開されています。

  • ※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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