フラフープで円筒形の大きなシャボン膜をつくり、その中に人が入ります。
準備1(前日まで)
ジャンボシャボン液の作り方(総量は約2L程度、100回分はあります)
用意するもの
- 市販の軟水ミネラルウォーター:1,200mL(カルシウムCa、カリウムK、ナトリウムNa、マグネシウムMg含有量の少ない軟水がよい)
- グリセリン:60ml
- 液体洗濯のり(PVA10%程度):600ml
- 食器用液体洗剤(界面活性剤40%以上推奨):150ml
- フタ付き容器(2L以上)
- 上記4種類の液体を全て容器に加え、泡立たないようにゆっくり混ぜる。
- 混ぜた直後はシャボン膜が十分に伸びない、4時間以上寝かす。
- フタをしてゴミの混入を避けて保管する。
道具の作り方
用意するもの
- フラフープ:直径65cm程度
- 包帯
- 荷物用取手:4個(2人が両手で持ち上げる)
- 結束バンド
- 耐圧水道ホース:外径12mm
- ビニールテープ
ジャンボシャボン用の道具作り
- フラフープ全体に包帯を均一に巻く。
- 荷物用取手をフラフープの上部4か所に結束バンドで止める。
液溜め用の道具作り
- 耐圧水道ホースで2サイズの輪(フラフープより一回り大きいもの・小さいもの)をそれぞれ2本用意する。輪にするホースの両端の接続は、内径に合うゴムホース10cm程度を差し込むとよい。
- 同じサイズのホースを2本重ねて(液溜めを深くするため)、ビニールテープで数カ所巻いて固定する。
準備2(当日)
用意するもの
- 調製したジャンボシャボン液:2L
- ビニールシート:120cm角1枚(液溜め用)
- 人工芝(転倒防止用)
- ブルーシート・新聞紙等(床の汚れ防止用)
- 古シーツ・バスタオル等(これらを敷いておくと終了時の掃除が容易となる)
- 大きなビニール袋(フラフープ等の道具がべとべとになる。その場で洗えればいいが、そのまま持ち帰れる準備をしておくと良い。
- 平らな場所に床の汚れを防ぐためにブルーシート等を敷き、その上に古シーツ等を敷く。
- 大小2種のゴムホースをドーナツ状に置き、ビニールシートを上にかぶせフラフープで押さえて凹みを作る。凹んだ部分が液溜めとなる。
- 中央の人が立つ場所にタオルと人工芝を置き、転倒防止を図る。
- シャボン液を液溜めに入れる。フラフープが半分程度沈む量で良い。
- フラフープを液溜めに入れて、包帯部分に十分液を含ませる。10分程度おいてしっかり液を染み込ませておく。
手順
- 転倒に気をつけて、人を人工芝の中央に立たせる。
- 2人で素早くフラフープを持ち上げると大きなシャボン膜ができる。
- シャボン膜に入っている人が、目の前のシャボン膜に向かって息を吹きかけると膜の一部がのびて、子どものシャボン玉ができる。また、ストローで吹くとシャボン玉がいくつもできる。
- 中央の位置から50 cm程度離れたところにもう一人たたせる、逆U字形になるようにフラフープを移動させる。
- フラフープを持ち上げたら、左右に揺れ動かしてみる。(シャボン)玉になろうとして、うまくいくと上部が丸く閉じる。
※上記③~⑤等の技に挑戦してみましょう。
※フラフープを持ち上げる動作はスクワットと同様でかなりの運動量になるので、大勢の参加者の場合は交代しましょう。
成功のポイント
様々なジャンボシャボン液のレシピが紹介されていますが細かなことは気にせず、最も大事な以下の点に注意してください。
- 水道水は不可、市販の軟水ミネラルウォーターが良い。ラベルに表示されている硬度の数字をチェックし、50未満の商品を選ぶこと。
- シャボン液は4時間以上寝かす。混ぜた直後はうまくシャボン膜にならない。ゴミの混入には十分気をつける。
- フラフープを持ち上げる速度は肝心。ゆっくりすぎると途中で割れてしまうので、色々 試してコツを掴む。
- 風の無い室内で行い、空調がある場合は吹き出し口に気をつける。
シャボン玉教室開催にあたって
人が入れるジャンボシャボン玉だけでなく、様々な道具を使って遊ぶとよい。普通サイズのシャボン玉から、順次大きなシャボン玉を作る実験ショーはお勧めです。
シャボン玉をつくる道具の例
- ストロー
- うちわ(紙無しの骨のみ)
- 焼き網
- ふとんたたき
- プラスチック製ハンガー(わくの部分に毛糸等を巻きつけ、シャボン液がたくさん染みこむようにすると膜がよくできる)
- 手作りの枠の作り方
洋ランの支柱を手芸用カラーひも(巾着などに使うもの。太い方が良い)の中心に通し、両端を合わせ2~3回ペンチで巻く。包帯や毛糸を巻く方法に比べて容易でありお勧め。
※ここで使用するシャボン液は、上記ジャンボシャボン液を1.5~2倍程度に薄めて使うと良い。余ったシャボン液は、2週間くらいは使えます。
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