手作り織物でコースターを作ってみましょう |
布地には大きく分けて織物、編物、不織布の3種類あり、それぞれJIS規格で次のように規定されています。
布地は私たちが生活する上で欠かせない製品で身近にあふれています。
枠材(木材、プラスチック、発泡スチロール容器など)、糸掛けストッパー(ねじ、竹串、つまようじなど)、櫛、シャットル(段ボールなど薄く硬いもの)、糸(毛糸のような太いものが作りやすい)、スペーサー(段ボール、厚紙など)、はさみ
たて糸を引掛けるためのストッパーを枠材の対面にそれぞれ取り付けます。
取り付ける際は以下の2点に注意してください。
たて糸のセット
糸の端を糸掛けストッパーの端の部分に結び付けて、糸を引掛けながら平行に並べていき、糸の終端も糸掛けストッパーに結び付けます。この時、糸がたるまないようにピーンと張った状態で取り付けることがコツです。
よこ糸をたて糸の間に通す際に使用する道具をシャットルと呼びます。シャットルの短辺面の中央部および先端が丸くなるように切り取ります。切り取ったそれぞれの中央部によこ糸を巻き付けます。途中で糸が不足することが無いようにたくさん巻き付けます。
よこ糸をたて糸の間を通します。この時、たて糸とよこ糸の上下の組み合わせで見た目が変わります。あらかじめどのような布を作るのか考えておきます。また、両端のたて糸はよこ糸を巻き付けるために使用します。(写真は30本のたて糸によこ糸を巻き付けるたて糸2本の合計32本のたて糸を使用しています)
筬打ち(おさうち)工程
櫛を手前側にスライドさせて5で通したよこ糸を手前側に持ってきます。これでよこ糸1本分の織物が完成します。
よこ糸とたて糸を結ぶ
希望する大きさまで織物を作り続けたら、よこ糸を切断し端のたて糸と結びます。
スペーサーを外した後、たて糸を切断しほどけないように結びつけます。この時、一気に全てのたて糸を切断せず、結び付ける糸のみ切っていくと形が崩れにくくなります。
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