私が物質化学類応用化学コースを志望した理由は、化学が好きだったということと人に役立つことがしたかったからです。私は現在大学2年生で研究室配属は4年生からですが、有機化学に興味があるということで有機化学研究室か高分子化学研究室に入りたいと思っています。これはただ単に有機化学に興味があるからというわけではなく、父が建築士であるということで小さいころから「ものづくり」に興味があったからでもあります。
少し話は変わりますが、私は書道部に所属しており年に3回ある書展のために練習に励んでいます。私は今昔の偉い書家の人たちが書いた古典の字を真似て書くという「臨書」に取り組んでいます。「真似るだけなら簡単」と思う人もいるかもしれませんが、決められた紙の大きさの中で
などのことを考えなければならないので一つの作品を仕上げるのには毎回とても苦労します。しかし、作品が出来上がり書展に来てくれた人々がアンケートで心に残った作品・作者の欄に私の名前や自分の書いた作品の名前があったりすると、とてもうれしくなります。また、私が書いた作品をとても気に入ってくれて欲しいといわれた時には今まで感じたうれしさとは違うもっと素晴らしいものが心に満たされた感じがしました。
書道と私が所属している物質化学類応用化学コースは一見全く関係性がないように思えますが、「ものづくり」という点においては共通しており、将来私が化学系のものづくりをする職業に就いて作り出すものは書道とは違って大きなものではなく非常に小さいものであったり、ある機械の一部分であるかもしれないですが、自分の作ったもので人がとても喜んでくれるということがとても素晴らしいことであるということが書道を通して大いに感じたのでこれから先この気持ちを忘れることなくやっていけたらいいなと思っています。
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