白浜で毎年行われている「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」と同じ会場で並行して「情報危機管理コンテスト」という情報セキュリティのコンテストを開催しているのですが、私が所属している和歌山大学の川橋研究室が運営を任されています。このコンテストは、コンピューターのハッキング技術などを競ういわゆるCTFと呼ばれるものとは全くの逆で、参加チームにはサーバーの管理者になってもらってリアルタイムに発生した問題をトラブルシュートしてもらう、という非常に珍しいコンテストです。これは開催する側としても珍しくて、実際に開催するとなると時間がかかります。サーバーの作成やネットワーク設定から始まり、参加チームには電話対応もしてもらうので、上級生の方々に実際に参加チームになりきってもらいながらこちら側の電話対応なども含めたトラブルのシナリオをほぼ自分たちで考えて実装します。私は初めてだったのですが、このコンテストを通して新しいことばかりで新鮮でした。座学で知識を増やすのではなく経験から入れる環境はとても貴重でとても楽しく、すごくスキルアップにつながったと思います。私は4年生なので、大学院進学を含めてあと2年間経験し、自分のスキルを高めていって将来の職につなげることができたらと思っています!
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