今回は、再生可能エネルギーの一つ、太陽光発電に着目して実験をおこないます。太陽電池に光をあてて生じた電気を測ったり、太陽電池でLEDを光らせたり、モーターを回したり、紙も使っておもちゃを工作したりすることを通じて、エネルギーへの理解を深めましょう。
(実験1-4ですべてが必要ではありませんので、おこなう実験に合わせて用意してください。)
1Wソーラーパネル
電子部品販売店やネット通販で手に入ります。
他の太陽電池でも出力が1W, 電圧が5V程度のものなら大丈夫です。
リード線がないものを買った場合は、自分でリード線を半田付けします。
リード線の先にコネクタがついている場合は、外します。
φ5着色赤色LED
電子部品販売店やネット通販で手に入ります。
他の色でも良いですが、必要電圧が1-3V程度のものにしてください。
5V用のLEDは、今回使用した最大5Vの太陽電池では光りません。
模型販売店や電子部品販売店、ネット通販で手に入ります。
太陽電池用でなくても良いですが、数十mA程度の電流で回るものを選んで下さい。
今回使用したものは廃盤ですが、同様の製品が電子部品販売店で2000円前後でも売っています。ネット通販でも手に入ります。
mAの電流を測れるものにしてください。
電球(LED電球)の光をあてながらデジタルマルチメータ(テスター)で太陽電池の電流とを測定しよう。電球と太陽電池の距離も物差しで測って、測定できたら、距離を変えながら記録してグラフにまとめてみよう。
光はまっすぐ進む。
LED電球の光はほぼ均一に、距離が離れるほど、広がっていく。
太陽電池の電流の大きさは、照らした光の強さにほぼ比例する。
四角錘の高さと底面の面積の関係は?
地上では、太陽の光はどう進むだろうか?
どの角度が一番多く、太陽光があたるだろうか?
太陽電池を2つ用意して、2つの太陽電池をつないで電流と電圧を測ってみよう。
2つの乾電池をつなぐ、2種類のつなぎ方と同じ!
LEDを直接太陽電池のリード線につないで、電球(LED電球)の光や、太陽光をあてると、LEDが光ります。
LEDの足にはプラスとマイナスがあります。長い方の足を、プラス(赤いリード線)につなぎましょう。
画用紙でプロペラを作って、ソーラーモーターの回転軸にセロハンテープで貼り付けます。太陽光や電球の強い光を太陽電池にあてるとプロペラが回ります。LED電球の場合は、太陽電池にかなり近づけないと回りません。
太陽電池とモーターの、同じ色の線を結びます。
晴れていると窓際の太陽光で勢いよく回ります。
設計図を描いて、画用紙とモーター、LEDをどう使うか考えてから作ろう!
掲載大学 学部 |
東京農工大学 工学部 | 東京農工大学 工学部のページへ>> |
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |