光は波の性質を持っており、山と谷をくりかえしながら進みます。山と山、または谷と谷の間の長さを「波長」と呼び、赤や青などの色は、この波長の違いによるものです。光は波ですから、二つの光が山と山、谷と谷が重なると強めあい、逆に、山と谷が重なると弱めあいます。
光の波が小さな”すきま”を通りぬけると、図1のように様々な方向に広がります。この”すきま”をたくさん規則的に並べたフィルム(回折格子)を光が通り抜けると、図2のように隣同士の光が重なります。この時、光の波長により、山と谷が重なったり、山と山がぴったり重なったりする特定の方向があります。これは、方向によって進んだ距離が変わるためで、山と山が強め合う方向の光だけが伝わります。このような光の性質を使って、図3のように光を色(波長)ごとに分解することができます。
図9 万華鏡の改造
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