科学の原理の中に、『アルキメデスの原理』と『パスカルの原理』がありますが、これらを一度に体験できる簡単な実験装置『浮沈子』の製作を通して科学原理を体験してみましょう。
しょう油容器のキャップを外し、6mmナットをねじ込む。(浮沈子の製作)
浮沈子に水を吸い込ませる。(頭を下にして、背びれの始まり位まで)
ペットボトルに水を満たし、浮沈子を入れる。
ペットボトルのキャップを閉めて完成。
※この時点で、浮沈子が沈む場合は、浮沈子の水量を調整しましょう。
ペットボトルを握る。
浮沈子が沈み始める。
浮沈子が底まで達する。
流体が密閉容器の中に入れられていて、容器のある面に圧力をかけたとき、静止状態であらゆる地点の圧力は等しくなるという原理。
流体の中で静止している物体は、それが押しのけた流体の重さだけ軽くなる、すなわち浮力を受けるという原理。
つまり、握ることによってペットボトル内の水には一様に圧力が大きくなります。空気は水よりも収縮しやすいため、水はほとんど縮まらずに浮沈子内の空気が縮み、浮沈子は浮力が小さくなり沈みます。
浮沈子内の空気占有体積が、減少している。
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