超音波で結晶粒子をつくろう! |
リン酸水素2ナトリウム・12水和物(普通の温度では白いシャーベット状)をビーカーに入れます。
温湯槽などで35℃以上に温めて、水のように透明な液状にします。(あまり温度を高くする必要はありません)
温めて融けたものを25℃くらいに冷やします。(ビーカー内の液は透明なままです)
超音波発生装置の振動部(ホーン)の先端をビーカー内の液に浸します。
超音波を照射(しょうしゃ)すると、目に見える白い結晶粒子がすぐにできはじめます。
空気や木などをつたわる非常に細かい振動(しんどう)のことで、波(なみ)の性質をもっています。
音の波は、空気などが「ちぢむ」と「ふくらむ」をとてもはやく繰り返すことによって、進んでいきます。
人間の耳に聞こえる音の波が、空気や木などをつたわるときには、1秒間に数十から数万回もそれをくり返します。
1秒間に2万回以上、「ちぢむ」と「ふくらむ」をくり返して進む非常に高い音は、人間の耳に聴(き)こえないので、「超音波」といいます。
イルカが仲間(なかま)と話したり、コウモリが獲物(えもの)を捕(つか)まえたりできるのは、超音波をつかっているからだと言われています。
リン酸水素2ナトリウムという物質の分子のまわりに、12個の水分子がくっついたものです。このくっついている水を「結晶水(けっしょうすい)」といいます。
ふつうの温度で置いておいても、水の分子はくっついたままですが、180℃位まで熱くすると、結晶水がとれてしまいます。
また、乾いた空気中にながく置いておくと結晶水は減っていきます。
また、結晶水を含まない「リン酸水素2ナトリウム」は、
など、身近な食品や医薬品に広く使われています。
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