出前科学実験教室「やっToku,なっToku,Dai実験」 ~真空のミステリー~ |
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部総合技術センターでは、県内各地に出向き、科学の「おもしろさ」や「不思議さ」、ものづくりの「大切さ」を指導しています。
私たちは空気で満たされた空間で生活しています。空気には質量があり,地球の重力により地表付近では1気圧の圧力で物体を押しつけています。私たちも大気圧で押されていますが,内側から押し返してつりあっているので大気圧を感じません。もし,まわりの空気がなくなっていくと,どうなっていくのでしょう。空気の働きや大気圧について,装置を使った実験を通して学習していきましょう。
ここでの「真空」は、大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態を呼ぶことにします。
初めに、真空ポンプを使ってガラス容器内を減圧し、真空にしていきます。その時,容器内に置かれた風船やブザーの音などが,どう変化していくか実験します。
次に,シリンジと自転車用タイヤのバルブを使って,空気の流れを考えながら簡易真空ポンプを組み立てます。この組み立てたポンプとマグデブルグの半球や吸盤などを使って実験を行います。マグデブルグの半球の実験では2つの半球を合わせて内部を真空にし,両側から引っ張って大気圧について体験します。吸盤の実験では、吸盤にぶら下がって吸着力の実験します。
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徳島大学 工学部 |
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