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授業紹介

実験や実習を通じて経営システムの基礎を学ぶ「経営システム演習Ⅰ」

 福島大学共生システム理工学類は、理学・工学・人文社会科学を融合した学びにより、現代社会や地域の問題を「システム」的に解決できる実践的経験を持つ「理工」系人材の育成を目的としています。本学類の特徴は、入学後に専門分野や研究内容を段階的に選択できることです。1年次では数学、物理学、化学、生物学、地球科学、プログラミング、共生の科学論などを幅広く学び、2年次前期から9コース(数理・情報科学、経営システム、物理・システム工学、物質科学、エネルギー、生物環境、地球環境、社会計画、心理・生理)に分かれ、3年次後期から研究室に配属されます。

 各コースで多様な授業がありますが、本稿で紹介する「経営システム演習Ⅰ」は、経営システムコース2年次後期の科目で、3テーマについての実験や実習を通して経営システムの基礎を学びます。

 テーマ①「製品開発」では、新商品の企画書の作成や企業研究を通じて、製品開発の基礎を学びます。このうち企画書の作成では、学生自身で新商品の内容、環境(社会、技術、制度など)、顧客層、販売経路、広告を考えます。企画書の完成後、ポジショニングマップやSWOT分析などの手法を用い、企画した新商品の位置づけや強みを分析します。

 テーマ②「生産システム」では、作業研究や事例研究を通じて、生産システムの基礎を学びます。このうち作業研究では、蛇口の水栓コマの組立作業(コマとパッキンとナットを組み立てる作業)をおこないます。学生は作業者と観測者に分かれ、作業者は組立作業、観測者は作業時間の計測をおこないます。そして、部品や完成品の置き場所替えや、作業手順の変更などの試行錯誤をし、作業時間が長い原因や改善方法を、実体験を通じて学びます。

 テーマ③「流通システム」では、観測調査やロジスティクス・ゲームを通じて、流通システムの基礎を学びます。このうち観測調査では、産業関連施設の出入口の動画を教材に、車両の到着・出発時刻などを観測します。観測結果から滞在時間などを求め、待ち行列理論やシミュレータによる分析をおこない、実態調査から改善案の立案までを学びます。

 以上で学んだ基礎的な考え方を基に、3年前期「経営システム演習Ⅱ」で3テーマから興味のあるテーマを選び、より深く学びます。理工系のことを学びたいが研究分野に悩んでいる方には、学びたいことを段階的に選べる本学類をおすすめします。

福島大学 共生システム理工学類
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