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授業紹介

研究やものづくりの一連のプロセスを体験する実践的授業「創造工房ゼミ」

創造工房ゼミ

福島大学共生システム理工学類の人間支援システム専攻に配属された学生は、2年生後期に「創造工房ゼミ」という講義を受けます。ここでは、専攻内の教員が設定したテーマの中から一つを選択し、担当教員のもとで「新しい何か」を創り出すプロセスを体験的に学習します。
本講義の目的の一つは卒業研究や大学院での研究の「進め方」に関する予備的な体験を与えることであり、各テーマはそれぞれの研究室の特徴が生かされてとても魅力的な内容になっています。テーマは毎年更新されますが、2009年度は、「小型風力発電システムの製作」、「動物の行動から学ぶ」、「人に優しい学習用アプリケーションをつくる」、「メカトロおもちゃの製作と製作教室」、「ミニ情報検索エンジンの開発」、「脳波解析システムを作ろう」、「電子デバイス作成入門」などさまざまな分野の17のテーマで行われました。
具体例を紹介します。テーマ「生体情報から気持はわかる? ~生体信号の計測と解析~」では、まず、生体の自律神経の仕組みと計測可能な信号についての計測原理とその性質について学んだ後、グループ内で相談して、緊張やストレスを与えたときの血圧・心拍数の変化を調べることになりました。実験手順や解析方法については文献調査や教員とのディスカッションで決定し、緊張やストレスを与える方法として、「数値計算課題」、「電流イライラ棒」、「針の糸通し」などのオリジナルの実験タスクが考案され、そのための装置を自作し、実験・解析・データのまとめを実施しました。それぞれの過程で学生たちは、一般的な講義のように与えられる学習だけではなく、目的の達成のために必要な知識を習得するという、研究の「進め方」、論理的な思考や問題解決力の必要性について実感するとともに、それらのスキル向上を体験できたのではないかと思います。
さらに、本講義の最後には担当教員・学生全員が参加して、それぞれのグループの成果発表と内容についての議論が行われます。また、いくつかのテーマでは、地域の子供科学館などで行われる理科教室やイベントでも内容を紹介するなど、大学の外での公開の機会もあり、学生達は充実感と達成感を実感できているようです。

福島大学 共生システム理工学類
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