私が所属しているインタラクティブシステムデザイン研究室は約1年前に発足したばかりの新しい研究室です。私はこの研究室の一期生で、つい2ヶ月ほど前には新メンバーとなった3年生を迎え入れたところです。研究室の立ち上げに関わるということはとても貴重な体験であるため、どうしたらこの研究室をもっとよくできるだろう、と主体的に考えて行動する人の多い、とても活発な研究室です。実際に、夜ご飯はほぼ毎日研究室のメンバーと食べていたり、メンバーの誕生月にはそのメンバーに関するクイズ大会を開催したりと、交流を深める機会が盛りだくさんです。
私たちの研究室で取り組んでいる分野はロボット工学です。ロボット工学の中でも、ロボットハンドやフィールドロボット、協働ロボットやヒューマンロボットインタラクションに関する研究などに取り組んでいます。今現在、私を含め6人の4年生が卒業研究という大学を卒業するために必要な研究をしていますが、そのほとんどが0から始まった研究であり、皆それぞれ、大変な思いをしながらもより良い未来に貢献していくために頑張っているところです。私も0から研究テーマを考え、本当に少しずつではありますが前進している実感を持ちながら研究に取り組んでいます。ロボットを学ぶ、というと中々堅いイメージになってしまいがちですが、そんなに難しい話でもありません。ただ、ロボットをやるには機械設計からプログラミングまで幅広く色々なことができることが求められるというところが、他の分野とは大きく違う点と言えます。また、例えばaiboやLOVOTといったペットロボットなど、「人とロボットの関係性を考える」といったことに挑もうとすると先述した機械の知識やプログラミング技術だけに留まらず、認知心理学や哲学など工学の分野を超え、物事を多面的に考えていくことが求められてきます。
私が今行っている研究は人とロボットの関係を考える、ヒューマンロボットインタラクションと呼ばれる分野の研究です。プログラミングを書いたり、人とロボットの関係はどうしたらもっと良くなるだろう、といったことを考えたりしています。本当はもっと具体的な内容を書きたいところなのですが、あえて書かないことにします。気になる人はぜひ福島大学、インタラクティブシステムデザイン研究室(衣川研究室)に遊びに来てみてください。皆さんのことをお待ちしています!
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |