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学生の一日

繊維学専攻大学院生の研究室生活

 私は信州大学繊維学専攻化学材料課程に在籍している、大学院1年生です。

 私は新しい低分子ゲルの開発と、低分子ゲルの新しい応用分野の開拓を目標としながらゲルの研究を行っています。その目標のもと、油・有機溶媒・水溶液といった液体をゲル化するような低分子ゲル化剤の開発とその応用研究を行っています。低分子ゲル化剤は、油処理剤をはじめ化粧品、医療・医薬、食品、文房具、塗料・インキ、電子デバイス、液晶等多くの分野でニーズが高い材料です。最もゲルをイメージしやすい例を挙げると、普段我々が口にしているゼリーなどが挙げられます。その様な場面で用いられるゲル化剤を様々な化学反応を用いて合成したり、その合成したゲル化剤で作成したゲルの機械的強度を測定したり、そのゲルの応用を考えるのが私の主な研究内容です。

 ここで私の研究室での一日を紹介します。朝は7時などに起床して8時には研究室へ行き、午前中はゲル化剤の合成などの実験を行ったり、測定を行ったり、論文を読んだりなど様々です。お昼休憩を挟んで、午後も午前中の作業を引き続き行ったりします。一日のうちのやるべきことを夕方くらいまでには終えると、そこからは各々自由な時間を過ごします。

 また研究以外の研究室生活では、同期の仲間をはじめ、先輩方や後輩達と研究内容について話し合うだけでなく、くだらないことで笑いあったり、一緒にご飯を食べたりと、とても充実した研究室生活を送っています。また私の研究室では土日などはプライベートの時間を大切にすることができ、バイトや趣味に没頭でき日頃の研究と切り替えてリフレッシュできる時間もある為、心の余裕を保ちながら生活をできるのは非常にいい点だと思います。これが私の大体の研究室での生活です。参考になれば幸いです。

信州大学 繊維学専攻 T.S.
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