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学生の一日

佐賀大学 大学院生の一日

 私は、佐賀大学理工学研究科機械エネルギー工学コースの修士1年生です。現在、海洋エネルギー研究室に所属し、さまざまな海洋エネルギーを活用した発電効率の向上を目指した研究に取り組んでいます。特に、海洋温度差発電をテーマに研究を進めています。

 海洋温度差発電とは、表層海水と深層海水の温度差を利用して発電を行う技術で、従来の火力発電と比較して小さな温度差を効果的に活用する必要があります。この技術の発電効率を最適化することが私の研究課題です。

 研究室では、週に一度の会議で教授からフィードバックを受けながら研究を進めています。また、会議以外の時間にも教授と相談する機会が多く、迅速なアドバイスを得られるため、悩みを抱え込むことなく着実に研究を進められる環境が整っています。さらに、研究室では主体性を重視しており、自分のやりたいことを積極的に提案しやすい雰囲気があります。

 研究活動の一環として、実際の発電プラントで実験を行うこともあります。研究室内の3階建ての建物全体が実験装置であり、その規模ゆえに苦労もありますが、実際に発電の様子を確認できたときには大きな達成感を得られます。大学で実稼働の発電プラントを用いて実験ができるのは、非常に貴重な経験だと感じています。

 研究生活を通じて、柔軟な思考力や自主性、行動力といったスキルを養うことができています。まだまだ未熟で困難に直面することも多いですが、貴重な経験を積み重ねる中で日々成長を実感しています。

佐賀大学 理工学研究科機械エネルギー工学コース M.K.
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