香川大学創造工学部創造工学科情報システム・セキュリティコースは、「情報システム」と「情報セキュリティ」の両方を実践的に学べる、国内にあまりないユニークなカリキュラムで、日本各地から多くの学生が集まります。中でも、3年生の後期に行われる「情報セキュリティ演習」は総仕上げの授業であり、特に注目すべき授業です。この授業は、90分 x 2コマ x 15回で行われ、以下の2つの主要なテーマで構成されています。
サイバー攻撃対策の実践的な演習を行っています。学生はチームを組み、WEBサイトを運営しながら、擬似的なサイバー攻撃に対処します。攻撃の発生や対処の役割分担など、実際のセキュリティ対策を体験的に学びます。最初はヒントに頼りながら対策を実行し、大きな被害が発生することもありますが、繰り返しの演習を通じて、ログから攻撃の原因を見抜いたり、セキュリティ機器の設定を見直すなど、より具体的な対策を自ら実施できるようになります。最終日に、発表会にて、演習を振り返ることでより実践的なスキルを定着させます。
この演習では、学生は大量のファイルからウィルスの有無を判定する演習を行います。学生はVirus Totalなどの既存の判定サービスを使用せず、自分でファイルを解析する方法を学びます。まず、トップダウン解析では、ウィルス特有のメカニズムや、最新の攻撃トレンド情報から静的解析により、ウィルスの証拠を発見します。主に既知の攻撃を判定するのに広く使われるスキルが身につきます。次に、ボトムアップ分析では、機械学習や統計およびデータの可視化により、ウィルスを検知する検出器を開発します。例えば、同じ攻撃者が作成する新しいウィルスの攻撃を共有コード分析と呼ばれる手法で特定します。主に未知のウィルスの判定で広く使われるスキルが身につきます。
インターネットの普及に伴いサイバー攻撃の脅威も増加しており、情報システムと情報セキュリティは現代社会において不可欠です。本校では、学生に実践的なスキルと知識を学ぶ授業を提供し、情報セキュリティが得意な情報システムの専門家として育て上げる役割を果たしています。
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