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授業紹介

地方都市のこれからを考える建築設計演習

学生プレゼンテーションのようす1学生プレゼンテーションのようす1

学生プレゼンテーションのようす2学生プレゼンテーションのようす2

山口大学工学部感性デザイン工学科で学べること

 感性デザイン工学科では、建築分野の構造・環境・計画・デザインに関する専門知識を学ぶことができ、卒業後は一級建築士等の資格を取得可能です。入学から卒業までに、さまざまな講義や実験、演習が用意されていますが、その中でも特に、地域をフィールドに展開される設計演習の授業の様子を紹介したいと思います。

建築設計演習II:美術館設計

 3年次に履修する建築設計演習IIでは、工学部キャンパスが所在する山口県宇部市で2年に1回開催されるUBEビエンナーレという現代日本彫刻展を題材に、屋外彫刻のための(半)屋外美術館の設計を行います。授業を始めるにあたり、まず宇部市職員のキュレーターの方からビエンナーレの歴史について、ゲスト建築家の方から環境・ランドスケープの中での建築についてレクチャーいただきます。次に、敷地の現地調査を経て教員と相談しながら図面や模型を作成し、最後に自身が考案したコンセプトと建築空間について、ゲストの先生方と同級生の前でプレゼンテーションを行います。

ゲスト建築家のレクチャゲスト建築家のレクチャ

ビエンナーレキュレーターによるレクチャビエンナーレキュレーターによるレクチャ

屋外彫刻について学ぶ屋外彫刻について学ぶ

建築設計演習III:オフィス設計

 3年次に美術館設計の次に履修する建築設計演習IIIでは、空洞化が進む宇部市の中心市街地にクリエイティブ・オフィスを設計します。設計にあたっては、他市のオフィス建築の見学や、日本有数の建築設計事務所の建築士からレクチャーを受け、美術館設計と同様に、図面や模型を用いて先生方へプレゼンテーションを行います。

オフィス建物見学のようすオフィス建物見学のようす

まちあるきのようすまちあるきのようす

地方都市で学ぶ

 今回ご紹介した設計演習のように、感性デザイン工学科では実際にまちを歩き、地域が抱える固有の空間的・社会的な特徴や課題を読み解きながら、建物の中の間取りといった小さなスケールから、ランドスケープ、都市計画といった大きなスケールまで、総合的な提案力、発想力を養うための多様な演習や実習が準備されています。山口ならでは、地方都市ならではの地域に根差した授業が準備されていますので、これから若い人の活力が必要となる地方の建築・都市に興味ある方は是非一緒に学びましょう。

 その他、感性デザイン工学科のホームページやFacebookをご覧ください。

山口大学 工学部 感性デザイン工学科
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これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。