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埼玉大学工学部情報工学科3年次後期に開講している「実践的システム開発演習」は、スマートフォンアプリのチーム開発によるPBL(Project Based Learning)です。この演習では、4から5人でチームを作りスマートフォンアプリを開発しますが、事前学習として夏休みに集中講義(「実践的システム開発I, II」)を受講しiPhoneのアプリ開発言語Swiftを学びます。また、チーム開発に必要な知識、具体的には、ソフトウエア開発方法全般、アジャイル開発、ロジカルシンキング、プレゼンテーション技術、デザイン等も学びます。講義はビジネスの現場で活躍されている方々にご担当いただくことで、学生は実践的な話に触れることになります。
集中講義受講後、アプリ開発の演習に取り組みます。学生は、どんなアプリをどのように作るか、そして、チーム内での役割分担等を全て自分たちで考えます。アプリ開発はアジャイルにより進められ、2週に1回、各チームは開発の進捗を報告します。進捗報告に対する他チームや教員のコメントはアプリ開発上の貴重な意見になります。約4ヶ月間アプリ開発を行い、最終成果を最終発表会で発表します。発表会には企業、県庁、県警の方にご参加いただき、コメントをいただきます。これは学生にとって非常に良い経験になっています。また、発表会には情報工学科1年生も参加しますが、彼らにとっても先輩たちの演習成果が大きな刺激になっています。
発表会後、アプリの中から1つを選抜し大学対抗のワークショップで発表します。埼玉大学のアプリは、これまで3回開催されたワークショップで2度入賞しています。また、オープンキャンパスではアプリのデモを行っていますが、高校生に評判がよく情報工学科への関心を引く一因になっています。
この演習では、開発するアプリや開発方法を決定する時に、チーム内で揉め事が起きたり、開発するアプリが決まらなかったりと、チーム開発特有の問題が起きます。また、開発するアプリによっては、IoTデバイスの利用やクラウド上のサービスの利用など様々な技術的取組が見られます。
演習初回には、学生がアプリ開発できるのかと教員は心配しますが、最後はどのチームも立派で魅力的なアプリを開発します。学生も受講後には課題解決やチーム開発の力が身についたことを実感できるのではないかと思います。
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