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授業紹介

フィールドを大切に!一貫した流れの中で設計製図を学ぶ

工学部キャンパス図書館改修で設計製図スタート(2年前期)工学部キャンパス図書館改修で
設計製図スタート(2年前期)

実測図や軸組模型製作を通して民家を詳しく知る(3年後期)実測図や軸組模型製作を通して
民家を詳しく知る(3年後期)

長野をフィールドに自由課題を製作(4年前期)長野をフィールドに
自由課題を製作(4年前期)

 信州大学工学部建築学科では、2年生の前期から必修科目として設計製図が始まります。平成28年度の学科改組により建築学科には建築学プログラムと工芸デザインプログラムの2つの履修プログラムができました。2年次は合同授業ですが、3年次は図書館や集合住宅、民家の保存・再生といった建築全般を設計対象とする建築設計製図と、インテリアや家具などを対象とする工芸デザイン設計製図に別れて行います。そして、それぞれの習熟を前提に4年次の前期に再び合同授業として選択科目の建築・デザイン工学設計製図 III が設けられています。

 学部の2年間半をかけて様々な設計製図に取り組んでもらいますが、授業設計の上で重要視していることは長野あるいは具体的なフィールドに対する視点を養うことです。現代の建築あるいは都市環境に求められるデザインには普遍性あるいは一般性という側面とオンリーワンという独自性、ユニークネスの両方の側面が必要だと考えています。具体的なフィールドを深く丁寧に読み解くことを通して、他の地域への応用やより高度な問題の発見につながることもありますし、今ここで誰のために何をデザインすべきなのかという建築の一回性を深く自覚することになります。とりわけ、3年後期で実施している設計製図は長野県須坂市の協力を得て、明治期から昭和初期に製糸業で栄えた歴史的地域をフィールドに民家から街区まで保存・再生を目指すものです。両プログラムがひとつのフィールドで視点を変えながら様々な提案を行い、市民の皆さんも参加する場で最終発表会を行います。

 こうした設計製図の最終段階として、4年前期に自由課題に取り組んでもらいます。テーマも敷地も全て受講生自身で設定するもので、卒業設計に近いと言えるでしょう。これまでの課題のブラッシュアップでも可能ですし、この授業での取り組みをさらに発展させ1年かけて卒業設計にまとめる学生もいます。こうした設計製図を通して、フィールドから学びフィールドに還すという設計者としての使命を学びます。

信州大学 建築学科
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