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授業紹介

機械工学フレッシュマンゼミナール

ナノ加工1

ナノ加工2

材料1

材料2

 三重大学工学部総合工学科機械工学コースでは、1年生を対象に機械工学フレッシュマンゼミナールを開講しています。本授業は、機械工学コース全11研究室(知能ロボティクス、人間支援システム、材料機能設計、集積加工システム、ナノ加工計測、生体システム工学、物理学、量子応用工学、エネルギー環境工学、熱エネルギーシステム、流動制御)が担当します。研究室紹介および希望アンケート提出を経て、前半および後半に所属する研究室が決定されます。所属研究室では、教員および研究室学生が講師となって、少人数教育が進められます。本授業は、専門性の高い作業を行うことで、専門科目に対する勉強の動機付け、4年後の卒業研究に対する事前理解など、まさにこれから機械工学分野に足を踏み入れる新入生にとっては最適な授業内容となっています。

 今回は、材料機能設計、集積加工システム、ナノ加工計測の各研究室で行っている授業内容を紹介します。材料機能設計研究室と集積加工システム研究室は合同でステンレス鋼板による3次元造形作品製作を行っています。学生は最初に完成をイメージしながら作品のスケッチを作成します。このときに、実際に作製が可能かチェックを受けながら作業を進めます。完成したスケッチから、鋼板から部品を切り出すための2次元デジタルデータを作成します。このデジタルデータを用いて、厚さ1mmのオーステナイト系ステンレス鋼板をレーザ切断することより、各部品を切り出します。部品は、それぞれボルト・ナットを用いて組み立てられます。このように慎重に各作業を進めるのですが、これまでの組立成功率は80%とのことです。

 ナノ加工計測研究室は自走ロボットの製作と性能評価を行っています。ロボット製作にはレゴロボットを利用しています。この授業では、学生自身が製作するロボットの性能を決めてから、そのロボットのデザインを決定してから製作作業に移行します。ロボットはプログラムにより作動しますが、コマンドを含めプログラミングに必要な知識は独学にて習得し、ロボットを作動させます。最後に完成したロボットの性能を定量的に評価します。

三重大学 機械工学コース
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