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授業紹介

アクティブラーニングを取り入れたロジカル思考演習の実践例

 香川大学創造工学部では、社会のニーズにフィットしたイノベーションを創出する次世代型工学系人材を育成するため、『デザイン思考』と『リスクマネジメント』の能力育成を新たに取り入れ(DRI教育)、未来を見据えた工学系人材教育プログラムを展開しています。ここでは、1年次全員を対象に実施している「ロジカル思考演習」を紹介します。

 ロジカル思考演習は、実社会において必要とされる①説得力のあるコミュニケーション②効果的な問題解決の考え方についての基礎的な理解を深めることを目的に行っています。

 1年次に全員が共通基盤としてロジカル思考を身につけることにより、DRI教育を効果的に進めることができます。

 約45名、8チームで構成されているクラスでは、実践的なスキルを重視し、知識として学ぶだけでなく、知識をもとに自らが考え、発言する演習を中心にしたアウトプット(書く、話す)重視のアクティブラーニングによる授業形態で進めています。特に、学びの大きさはアウトプットの量に比例するため、思わず自分の意見を発言したくなる雰囲気作りのために様々な仕掛けを行っています。その結果、学生が互いに競い合いながら挙手し、絶え間なく自発的に発言をするクラスになっています。

 一例をあげると、「説得力のあるコミュニケーションでは論点を意識することが大切」という学びでは、「100円商品のプレゼンテーション」という演習を行っています。これは、予め複数の商品を並べておき、各グループ(5~6名)が自ら商品を選択し、アピールポイントを考え、模造紙に記載し2分間でプレゼンを行うというものです。プレゼン実施に向け、敢えて余裕を与ないぎりぎりの時間(30分)の準備時間を設定することで、各グループが自然と役割分担を適切に行い、全員参加で準備をするようになっています。また、クラスの最後に一番良いプレゼンに投票しタイムリーに結果公表を行うため、学生は興味を持って取り組んでいます。

 発言を積極的に求めるクラス運営に対して、最初は発言に躊躇し、戸惑う学生もいますが、周りの雰囲気に巻き込まれ、次第に積極的に発言するようになります。クラス終了時にクラスの感想を記載してもらったところ、ロジカル思考に関する気づきに加え、「みんなが多く発言しクラス貢献したため少しずつ発言できるようになった」「他の方の考え方が参考になった。」「自分の意見を話すことが楽しくなった」等のコメントも多くあり、発言を求めるクラス運営は有効と考えています。

香川大学 創造工学部
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