成果発表会の様子
成果発表会・インタラクティブセッション
島根大学総合理工学部では、「システム創成プロジェクト」と題した実践型のPBL(課題解決型学習)授業を、2・3年生向け科目として実施しています。本授業は島根大学が地域貢献プログラムとして認定する「じげおこしプロジェクト」にも選ばれており、地域と深く結びついた教育実践として位置づけられています。
この授業の最大の特徴は、大学・企業・行政の三者が連携する産学官一体型の運営体制です。島根県内にオフィスを置くIT企業が各チームに伴走し、松江市や島根県が協力することで、学生は実際のビジネス現場に限りなく近い環境でITシステム開発やビジネスプラン立案に取り組みます。
また、2年生から3年生にかけての2年間、同じプロジェクトチームで活動を続ける点も特徴の一つです。単年度で完結しない長期的な取り組みにより、学生はチームの成熟とともに役割の深化や後輩の指導を経験し、より実践に近いチームダイナミクスを身をもって学ぶことができます。
学生は興味に応じて、次の2つのタイプからチームを選びます。
Ruby等のプログラミング言語を用い、社会の要求を解決するITシステム・サービスを実際に開発します。アジャイル開発やウォーターフォール開発といったリアルな開発プロセスを体験しながら、担当IT企業からの技術的アドバイスのもとでチームワークを磨きます。
IT企業・非IT企業・学生の三者によるチームで、非IT企業が抱える現実の課題をITで解決するシステム・サービスを考案し、事業化を目指します。起業家教育プログラム「リーンローンチパッド」を活用し、プロトタイプ開発と顧客インタビューを重ねながら、ビジネスプランコンテストへの挑戦も行います。
どちらのタイプも2・3年生の混合チーム(10名程度)で活動し、Slack・Gitなど実際のビジネス環境で使われるツールを積極的に活用します。
2024年度までに累計243名の学生がこの授業を履修して卒業しており、卒業生が島根県内のIT企業に就職し後に後輩の指導に戻ってくるという好循環も生まれ始めています。島根大学では今後も、より多くの企業との連携を深め、地域と密接に関わりながら次世代のIT人材を育成し続けることをめざしています。
| 掲載大学 学部 |
島根大学 総合理工学部 | 島根大学 総合理工学部のページへ>> |
| 私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |