徳島大学理工学部理工学科知能情報コースの2年生必修科目「ソフトウェア設計及び実験」では、例年、C言語によるゲーム制作を行っています。
授業は大まかに前期と後期に分かれており、前期では、デバイス入出力、ユーザーインターフェース、デバッグ等の基礎的な内容について講義と演習を行います。その後、そこで身に着けた技術・知識をもとに、オリジナルゲームのプログラム作成を行います。
後期では、ネットワークプログラミングに関する講義・演習を行った後、4人程度のグループに分かれ、各班において、オリジナルのネットワークゲームを作成するという、より難度の高い課題に挑戦します。
前期・後期ともに、完成したゲームについてのプレゼンテーションを行い、また、作成されたそれぞれのゲームを互いにプレイして投票を行うという大会も開かれ、学生たちは、そこを目標に、ゲーム作成に励んでいきます。
実際に本格的なプログラムを作るというのは初めてという学生も多く、ゲーム作りの過程で、計画通りに制作が進まないなど、実践的なプロジェクトを遂行することに伴う様々な経験をすることになります。また、後期は、グループでの開発となりますので、メンバー間の分業など、複数人で協力して課題を解決していく実践的なコミュニケーションについても学ぶところが多い授業となっています。プログラミング技術はもちろんのこと、プロジェクト遂行能力、グループでのコミュニケーション能力、文書作成能力、プレゼンテーション能力などを鍛えることも目指した総合的な演習として、知能情報コースの大きな目玉の授業となっています。
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