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学生の一日

地盤工学研究室の大学院生の一日

実験準備の様子
実験の様子

研究内容について

私は「宙水発生メカニズムの解明に向けた盛土材料の透水特性に関する研究」を行っています。川の堤防のように台形状に土を盛った構造物を盛土(もりど)と呼び、宅地や道路の造成などに利用されます。
水はけ具合の不均質な盛土は、内部に降雨などの水が滞留し、宙水(ちゅうすい)という水たまりが発生することがあります。この宙水は盛土の強度を低下させ、地震時に崩壊や液状化を引き起こす危険性を有していますが、施工時に考慮されることが少なく、関連研究も少ないという背景があります。
そこで私の研究では、土の透水試験という実験を行い、得られたデータより、盛土内部の水はけ具合を推定する手法を検討しています。またそこで得られたデータをもとに、盛土内に宙水が発生する土の種類や施工上の条件などを検討していくことで、宙水形成メカニズムの解明に繋げています。
なお、宙水を発生させない盛土の最適な管理手法を発案することは、国土強靭化に寄与するという社会的インパクトを見据えています。

研究室生活について

私の研究室では、大学院生と学部生がチームを組んで研究を進めることが多いです。また研究の進捗は学生に一任されているので、同じチームの先輩後輩で相談し合い、自分たちのペースで研究を進めています。
作業がある日は午前中に研究室に集合し、研究チームのメンバーで実験やその準備作業にあたります。夕方頃には一連の実験や作業を終了し、翌日の予定を確認してからそれぞれ帰宅します。
このような研究活動を通して、学部生は院生から実験の手法などを学び、翌年院生となって、また新たに研究室にやってくる学部生に実験の手法を継承していくという流れができています。
また研究チームに関わらず学生同士みんな仲が良く、研究室でも実験室でも和気あいあいとした空気が流れています。ときに他チームの研究を手伝ったり、相談に乗ってもらったりと日々切磋琢磨しており、プライベートでも一緒にご飯に行ったり遊びに行ったりと、公私ともに良好な関係を築いています。

神戸大学大学院 工学研究科市民工学専攻 M.Y.
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