私は化学を専門とする修士二回生です。私の学校では、学部4回生で各研究室に配属され、修士に進学すると計3年間研究生活を送ります。3年間の研究生活をとおして感じたことや学んだことを交えながら、私のとある1日をご紹介します。
まず、朝9時半に登校し、研究室メンバーで朝礼を行います。研究室生活において報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は非常に大切なので、全体に周知する機会を設けると同時に、研究室メンバーと顔を合わせることで1日にメリハリをつけます。その後実験等を開始し、12時から13時頃に学生居室で昼食をとります。私は下宿をしているので余裕があるときはお弁当を持参する日もあります。午後は実験の続きや、実験データの整理、また実験結果を先生に報告します。さらに週2回ゼミがあり、プレゼン形式で実験報告や論文紹介を行います。このゼミ発表をとおして、研究室メンバーの研究進歩状況を把握し、課題点や解決策をみんなで考えます。発表者はメンバーや先生に分かりやすい説明を心がけることでプレゼンスキル向上も目指します。このようにして、大体19時頃に帰宅します。
大学院での研究生活において、目標設定を大切にしてきました。目標設定は、短期目標および長期目標の両方です。私の長期目標は"国際会議での研究発表"でした。私にとっては少しハードルの高い目標でもありましたが、短期目標を少しづつクリアしながら、また先生や周囲の支援もあり、修士二回生にしてその目標を叶えることができました。結果として、ポスター発表賞をいただくこともできました。このような貴重な経験ができたのは周囲の支援のおかげで、その機会を得るには、怖がらず挑戦することが大切であると学びました。「修士課程まで進学するとはどういうことか」ということを考えながら、日々過ごすことで、かなり充実した研究生活をおくることができると思います。
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