私は理工学研究科知能機械工学コースの修士1年生です。日々、授業、研究、TA(Teaching Assistant)、ゼミそして女子高生との実験や女子会などの活動に追われ、研究にほとんどの時間を割けていた学部4年生の頃に比べ大変忙しい毎日です。そのため1日の計画を立て時間を有効に使うことが大切になります。私の研究は、自作した氷のカプセルの中に液体窒素を充填し、これを火炎へと投げつけて消火を行うという新しい消火法の研究を行っています。氷カプセルを自作しているのですが、これが難しく2軸回転成形機と冷凍庫と格闘する毎日です。その消火過程を高速度カメラで撮影した結果がyoutubeに掲載されています。興味のある方はぜひご覧ください(URL https://www.youtube.com/watch?v=MnkoQs0Qxg8)
女子高生との実験活動では、女性が少ない工学分野に興味を持ってもらえるように女子高生を大学に招き研究室で行っている消火研究の一部を体験してもらっています。この活動を通して自分の専門である燃焼工学や火災消火の知識そして実験を通して物理現象を考える面白さを感じてもらえれば嬉しいと思っています。また同時に私にとっても、女子高生ならではの斬新なアイディアや考察に触れることができる楽しい機会です。また、弘前大学では理系女子の支援にも積極的で、学科内では定期的に女子会が開催されています。研究室に配属されることで研究に忙しくなり話す機会が少なくなった同級生や、なかなか話す機会のない下級生と確保された時間の中でお茶を飲みながらリラックスしてコミュニケーションができるので日々のストレスの良い発散となっています。また女子会には卒業生も参加されることがあり、就職などの将来を考える機会にもなっています。
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