京都工芸繊維大学工芸科学部電子システム工学課程に在籍している学部4回生です。
電子システム工学課程では電気回路や電磁気学といった専門科目に加えて、学生実験やプログラミング演習などの必修科目があります。また、一般教養科目は本学に加え京都府立大学と京都府立医科大学の3大学合同で実施している講義を履修します。本学は3x3制度というものを導入していて、学部3回生の3月に大学院入学試験を受け、合格することで、学部4回生から大学院の講義を受講でき、研究室配属直後から研究活動に取り組むことができます。
普段の学生生活は、平日は週に1,2回ほど10時から17時頃まで大学で実験を行い、他の日は大学院の講義を受講したり、論文を読んだりして過ごしており、休日はアルバイトをしたり、自分の趣味に時間を費やしたりしてリフレッシュしています。研究室ではキラルペロブスカイトという物質を微小共振器中に閉じ込めた際の円偏光発光の特性を研究しています。私の配属された研究室では2週間に1度ミーティングがあり、進捗報告をすることになるので、時間の使い方は自由ですが定期的に実験を行うことになり、私自身はサンプルを作製し、光学系装置を用いて評価をすることを2週間サイクルで行っています。そのほかにも月に1度論文調査といって、各自に学術論文誌が割り当てられ、研究室に関連する世界最先端の論文について紹介しあう勉強会も行っています。研究室には同じ研究室の先輩方や助教の先生もいらっしゃるので、わからないことや気になることなどを聞きやすい環境になっています。
大学生活は高校生の頃とは異なり、自由度の高いものとなっていて、時間を自律的に管理していくことが大事になってきます。研究生活は世界で他の誰も行っていない課題について、自分で頭を働かせ、手を動かして取り組むことになるので、貴重で有意義な時間であると感じています。これからも日々成長を重ね、充実した時間を過ごしていきたいです。
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