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学生の一日

農工大生の一日

 東京農工大学工学部機械システム工学科所属の学部4年生です。

 機械システム工学科では、機械系学科らしく4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)と実験の他にプログラミングやCAD演習といった必修科目があります。単位の取得は他学科や農学部でもでき、また近隣の東京外国語大学、東京学芸大学、一橋大学や、私立大学では上智大学、国際基督教大学などの授業を受講出来る単位互換制度も充実しています。取れる資格には教職と、工学系では珍しい博物館学芸員があり、私は3年生のうちに学芸員実習を終えました。卒業に必要な単位もほとんど3年生までに取得したため、平日の日中はずっと研究室で過ごしています。

 私の配属された研究室では、毎週月曜日の9時から経過報告と輪講とを行っています。メンバー全員が毎週発表するので、違う研究テーマの人の研究内容にも詳しくなれます。火曜日から金曜日は、朝10時までに研究室に来て、実験したり論文を読んだり、仲間内で研究方針を話し合ったりすることを推奨されています。研究室ではナノペーパーというセルロースナノファイバーから作製する紙を用いた研究を行っています。

 工学部のある小金井キャンパスでは昼休みの楽しみが多くあります。学食の他に、エリプスと呼ばれる140周年記念会館にも食堂があります。生協では「焼きたてパン」という見た目も味も楽しいパンが週替えでいつも10種類くらい並んでいて、とても人気です。またキッチンカーも出店しています。キャンパスの周りにも飲食店が軒を連ねています。

 大学内では1年生のうちからサークルに所属することを強くおすすめします。情報と繋がりはなによりも大事です。私自身はサークルには入っていませんが、学生有志団体のひとつ「先生大図鑑」に参加しています。先生に直接取材し、その研究や人柄について記事にまとめて同名のwebサイトに載せる活動を行っています。今年度は60人越えの大所帯を支える幹部として働いています。

東京農工大学 工学部・機械システム工学科 R.S.
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