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生レポート!卒業生の声

今の私があるのは苦労した大学生活があったから

2018年6月1日
新潟大学 工学部 建設学科 社会基盤コース 卒業
公益社団法人 鉄道総合技術研究所/軌道技術研究部 勤務 Y.N.

大学で土木工学を学び、土木技術者になろうと思った経緯をお聞かせください。

高校時代に、理系の道に進むことは確定していましたが、電気・機械・建築・土木と様々な分野がある中、どの道に進むかどうか非常に悩みました。将来は「ものづくり」をしたいという希望があり、どの分野のものづくりも魅力的であったため、進路選択には非常に時間がかかりました。そして、最終的には「つくるものは大きい方がよい」ということで、スケールの大きなものづくりに携わることができる土木・建築分野を選択しました。

大学時代に培った能力で、現在のお仕事で役立っている事を教えてください。

私の場合、業務が研究そのものですので、学生時代に培った研究スキルが、直接役立っています。特に役立っていることが、構造解析に用いられる手法の理論を詳細に勉強し、プログラムを作った経験です。大学院博士前期課程の1年目に、新しい研究の基礎となる構造解析理論を把握するため、先生2人と私の3人で教科書と論文を輪講した経験があります。非常に難解な教科書で、1日の輪講のために何時間も悩んで苦労しました。何とか読破した後、それを基にシミュレーションプログラムを作りましたが、これも悪戦苦闘し、完成まで1年ほどかかりました。
非常に苦労しましたが、業務で構造解析を行う上で、この経験は大変役立っています。使用するソフトウェアの説明書には、当時学習した教科書と同じことが書かれてあるだけなので、容易に理解できます。当時の経験がなかったら、内部でどの様な計算を行っているか理解できず、エラーに遭遇した場合は原因の究明が困難になったと思います。
また、専門の構造解析以外でも、鉄筋コンクリートの基本設計や測量技術は、業務に使用する機会があり、非常に役に立っています。一度体系的に学習したことは、何らかの形で業務に生きてくると思います。

大学生や高校生へ向けてメッセージをお願いします。

真夜中に交換した線路の上を、翌朝何事もなかったかの様に列車が走っていきます。知らない方から見れば日常の何気ない光景ですが、それを実施する仕事は大変やりがいがあります。さらに、海外での活躍の場が急速に広がっています。土木技術者を目指す皆さんには、スケールの大きい仕事に携わることに、希望を持って進んでほしいと思います。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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