トップページ > おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界) > 意外にアツい?摩擦熱について

おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

意外にアツい?摩擦熱について

2017年4月28日
新潟大学 工学部

はじめに

ものとものをこすると熱が発生します。(摩擦熱)
寒いときに手と手をこすり合わせると温かく感じます。実は摩擦熱によって瞬間的にかなり高い温度になります。市販のものを利用した摩擦熱にかんする実験を紹介します。

準備するもの

  • こすると消えるタイプのペン
  • 感熱紙 (お店のレシート、Fax用紙など)
  • 硬化(100円玉など)
ペンペン
レシートレシート

実験方法

こすると消えるタイプのペンのインクは50℃~60℃くらいになると色が消えます。レシートなどに使われる感熱紙は80℃くらいになると黒い色がつきます。それでは、これらを使って実験してみましょう。

  1. 普通紙

    まず、準備したペンで紙に線や字を書いて見ましょう。そして、ペンの後ろについているゴムの部分でこすってみて色が消えたら、50℃~60℃になっています。

  2. こすった部分の温度をサーモグラフィで撮影すると、弱くこすった直後は35℃(人間の体温くらい)になりこの温度では書いた文字は消えません。字が消えるように少し力を入れてこすると、およそ60℃まで上昇しています。さらに強く力を入れてこすると、なんと80℃になりました。

    35℃
    60℃
    80℃
  3. 感熱紙

    同じようにペンの後ろのゴムで感熱紙もこすってみましょう。力をいれてゴシゴシこすると色がつきます。色がついたら80℃(熱湯に近い温度!)になったということですが、紙は一瞬で冷えますので触ってもほとんど分かりません。
    実は、硬貨や爪などのかたいものでこすると、簡単に感熱紙に色がつきます。硬貨を使うと、一点に熱が集まって温度が高くなりやすいのです。

おわりに

身近に感じることのできる摩擦熱についての実験を紹介しました。ものとものをこすると、瞬間的にですがかなり高い温度が発生しています。冷めるのも一瞬ですので触っても分かりませんが、感熱紙(レシートなど)を使って実験すると高温になっていたことが確認できます。ほかにも色々な材料を使って試してみてください。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

関連記事

2011-03-14

おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

酵素パワーでロケットを発射しよう!

徳島大学理工学部

2015-07-27

生レポート!現役学生の声

ものづくりの素晴らしさ

金沢大学理工学域

2017-02-24

おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

輪ゴムで動くロボットを作ろう

筑波技術大学産業技術学部

2013-11-20

輝く工学女子!(Tech ☆ Style)

【vol.7】挑戦から生まれる人との出会い

佐賀大学理工学部

2016-11-11

輝く工学女子!(Tech ☆ Style)

工学部での4年間

山梨大学工学部

2015-12-04

生レポート!卒業生の声

新しいことに貪欲であり続ける

筑波技術大学産業技術学部

新潟大学
工学部

  • 機械システム工学プログラム
  • 社会基盤工学プログラム
  • 電子情報通信プログラム
  • 知能情報システムプログラム
  • 化学システム工学プログラム
  • 材料科学プログラム
  • 建築学プログラム
  • 人間支援感性科学プログラム
  • 協創経営プログラム

学校記事一覧

おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)
バックナンバー

このサイトは、国立大学55工学系学部長会議が運営しています。
(>>会員用ページ)
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。
これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。