2025年3月21日
私が土木の道に進もうと考えたきっかけは中学3年生の頃の課題研究で学んだ「防災・減災」の影響が大きいです。福岡県に住んでいる私は大きい災害を経験したことがなく、災害が起こった時にどこに避難するか、何を持っていくか、などの知識もほとんどありませんでした。しかし、課題研究で地震等の災害による被害がどれほど甚大であったかを学ぶことによって、自分の身を守る行動の大切さ、被害を最小限に抑えるための対策等を知ることが出来ました。この頃から、「災害に耐えうることができる建物をつくりたい!」と漠然と思うようになりました。
そして、高校生になり受験する大学を調べていた際に、建築学を学ぶ学科や土木学を学ぶ学科があることが分かりました。自分が将来したいことの軸はあったものの、どちらの道に進むべきか悩みました。その時に熊本大学を見つけました.熊本大学では、大学一年生の時に建築・土木の両方を学び、大学二年生でコースに分かれて専門的に勉強するというシステムがあります。オープンキャンパスにも行き、どのようなことを学べるか聞くことによって、「自分が行くべき大学はここかもしれない」と直感的に感じたため、熊本大学を受験し入学しました。
入学後、建築・土木の両方を学び、実験が好きということも相まって土木コースを選択しました。授業はかなり大変でしたが、専門的な知識を学んでいくことで、自分のなりたい将来像がどんどん明確になっていきました。大学に入る前に掲げていた「災害に耐えることができる建物をつくる」という目標が、入学後は「災害が起きても倒壊することがないように、現在ある建造物を補修する」という目標に変わりました。現在は、その目標に向かって、建設材料に関する知識や、現場での作業に関する基礎知識を学ぶべく、大学院に進学し日々研究を行っています。自分の知識のなさを痛感する毎日ですが、新しく学ぶ内容は自分にとって全て新鮮で大学院に進学して良かったと感じています。
大学では様々な視点から物事を扱うことができるからこそ、自分の進路に迷うときもあるかもしれません。しかし自分の興味のあることに挑戦していけば、自ずと自分の進むべき進路が見えてきます。何事においても挑戦する心を忘れず、大学生活を楽しんでください!
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 施工管理技士です。 |
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工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 高校1年生の時位は漠然と工学部への進学を決めていました。 |
工学系への進学理由は? | ものづくりが好きだからです。 |
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 一年生で土木と建築を学び、コースを決めることが出来る点です。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 環境に配慮した建設材料に関する研究をしています。 |
女子が少なくて困ったことは? | 勉強面等で少なくて困ったことはないです。でも遊ぶ友達が少なかったので、入学したてのときは困りました(笑)。 |
男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 実験の時に重たいものを持ってくれるのはいつも本当に助かっています。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 卒論を書かなくても良い研究室があると聞いたときは驚きました!(その分単位を多めに取らないといけないらしいですが…) |
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 物理系は苦手でしたが、勉強するのは好きでした。 |
アルバイトをしていますか? | しています。カフェや居酒屋の店員です。 |
クラブ・サークル活動などをしていますか? | サークル・部活どちらも硬式テニス部に所属しています。また大学祭の実行委員もしていました。 |
お気に入りのグッズを見せてください♪ | 御朱印帳です!表紙の梅の模様がお気に入りポイントです!
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工学部に来て大変なことは? | 部活とレポート・テストの両立は大変でした。 |
工学部に来てよかった事は? | 興味がある内容をとことん突き詰めて勉強できるところです。 |
掲載大学 学部 |
熊本大学 工学部 | 熊本大学 工学部のページへ>> |
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |