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【vol.113】大学に編入して

vol.113長岡技術科学大学 工学部
生物機能工学課程

R.F.さん

2023年1月27日

 高専からどこに進学するか悩んでいませんか?大学編入後、やっていけるか不安ではないですか?

 私はすごく悩んで、すごく不安でした。しかし、今では大学に編入学してよかったととても感じています。

 まず、大学編入のタイミングで専攻や研究内容を変えることができます。私は、高専5年生の時に光触媒と微生物を利用した複合研究をしていましたが、研究を進めていくうちに微生物自体の研究をしたいと思うようになりました。自分がやりたくて選んだ研究で、共同研究など貴重な経験ができたので、この研究を選んだことは全く後悔していません。自分の本当にやってみたい研究に気付けたのは、この研究テーマを選んで、真剣に取り組んだからだと思います。現在、様々な研究分野が協力して環境保護やサービスなど一つの目標に向かって課題解決に取り組んでいる企業やラボがたくさんあります。大学に編入して、高専の時の研究と少し違う分野を研究してみるのも自分のキャリアアップに繋がる方法の一つだと思います。

 研究面以外のことでも、編入学してよかったと思うことがあります。それは、新しいことに挑戦しやすいことと、新しい人間関係ができることです。大学に入学すると、新しい同級生やサークルなど自分のことを知らない様々な人に出逢います。私の場合、自分を知らない人ばかりの方が新しいことに挑戦しやすかったです。私は文化祭実行委員に入り、プログラミングで文化祭をサポートしている組織に入りました。そこでは、今までやったことのなかったプログラミングに挑戦できたり、チーム開発の難しさを感じたり、すごいスキルを持っている同級生やチームビルディングが上手い先輩に良い刺激をもらったり、貴重な経験ができていると感じています。

 私の家庭は決して裕福ではないため、地元を離れて大学に編入することはとても気がかりでした。新しい学校、人間関係、土地など、最初は不安で慣れるのが大変で、良いことばかりではありませんでした。しかし、私は大学編入をしてよかったと思います。私の場合は、新しいことに挑戦するきっかけが環境の変化でした。環境を変えることはとても勇気のいることです。しかし今では、たくさん悩みながらも大学編入という選択をして、色んなことに挑戦できて、本当によかったです。皆さんもぜひ、大学編入という進路選択も視野に入れてみてください。

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やりたいことに挑戦してみてください!

教えてなんでもアンケート

将来目指している(目指していた)職業は何ですか? 研究開発職に就きたくて大学編入しました。
工学部への進学を決めたのはいつごろ? 高校受験の進路選択のタイミングで、高専に入ろうと決めました。高専から工学部の編入を決めたのは高専4年の冬くらいです。
工学系への進学理由は? 高専への進学理由は、理科が得意で好きだったからです。大学編入への進学理由は、修士以上へ進学して研究開発職に就きたかったからと、地元から離れて、高専の時と違う研究テーマをやりたかったからです。
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? 大学院生への支援が手厚いと思ったことと、気になる研究室が多かったからです。
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? 生物系全般です。基礎的な勉強と研究テーマに関連する勉強を特に頑張っています。
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? 高専入学時は、「実験思ってたよりたくさんあって嬉しい!レポート大変…」大学編入時は、「思ってたより気の合う人多くてよかった!みんな優しい!」と思いました。
女子が少なくて困ったことは? 化学系なので、男女比は同じくらいです。困ったこともありませんでした。
本音で言うと、文系タイプ?理系タイプ? どちらかというと理系だと思います。
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? 生物系の教科の方が半導体や材料系の教科より得意でした。数学と物理は少し苦手でした。
高校時代の苦手科目は? 情報基礎と代数学と応用物理です。
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? 苦手教科の先生の出題傾向を掴むことと演習問題や過去問を解くことです。あと、苦手だと思わず、その教科内容で面白いところを見つけるようにしていました。
アルバイトをしていますか? 高専の時は飲食店と塾のアルバイトをしていました。今はバイト探し中です。
今一番興味があることは? 専攻に関連していて興味があるのは植物共生微生物、直接専攻に関係ないもので興味があるのは、デザイン系です。
工学部に来て大変なことは? 他の学部がどうなのかあまりわからないですが、レポートと課題に追われて大変かもしれないです。
工学部に来てよかった事は? 工学は産業を支える学問なので、今勉強していることが社会に生かされることがわかっています。そのため、将来本当に必要なのかなと思いながら勉強することがなくてよかったと思います。
※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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