2021年12月17日
進路選択の時期、自分にとって、仕事として楽しめることは何なのか、頭に思い浮かんだのはエンジニアとしてシステムの開発をすることでした。それまで私は、プログラミングの経験もなく、ITに関する知識もほとんどありませんでした。しかし、一度将来の自分の姿が思い浮かんだあとは、考えれば考えるほどに進みたい道が定まっていきました。
大学に入学してからの、初めてのプログラミング学習は、とてもワクワクしながら取り組んだことを覚えています。最初は新しく学ぶ知識ばかりで、その情報の多さに戸惑いながらも楽しんで吸収していきました。しかし、大学3回生になると、講義の内容も基礎から応用へと一段階難しくなったので、ついていけなくなりそうになりました。そんな時に、4人でチームを組んで、半年かけてVRアプリケーションの開発を行う演習がありました。開発中に生まれた様々な問題に対して、チーム全員で取り組み、足りない部分を補い合った結果、私たちのチームは学内の代表として、様々な大学が参画する実践教育ネットワーク(enPiT)での発表会に出場して、技術賞をいただくことができました。この経験を通して、システム開発は、一人でするものでなく、他の人たちと協力しあって行うものだということを再認識できました。その後は、今まで一人で悩んでぶつかっていた壁に対しても、友人たちと協力して乗り越えていくことで、プログラミングに対して感じていた楽しさを思い出すことができました。
来春からは、システム開発を行っている会社で、SEとして働くことが決まっています。自分が楽しいと思えることを仕事にする。これは、簡単なようでとても難しいことだと思います。まずは、大学生活の中で自分が楽しいと思えることをたくさん見つけて、たくさん楽しんで、その中で一つでも仕事として、行っていきたいと思えることに出会えたら、あとはその道をまっすぐに進む勇気を持つだけです。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | システム開発を行うシステムエンジニアを目指しています。 |
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工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 高校2年生の文理選択の時期です。 |
工学系への進学理由は? | 情報工学科で学ぶためです。 |
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 実家県内にあること、国公立であることです。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | プログラミング、画像処理です。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 想像していたより女子が多かったことです。 |
女子が少なくて困ったことは? | 想像していたよりは多かった、困ったことは特にないです。 |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 有利だと思います。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 理系は単位がレポートや出席点に依存しないことです。 |
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 化学、数学は得意です。物理は楽しいけど苦手です。 |
高校時代の苦手科目は? | 英語です。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 嫌いにならないことが大切なため、 自分の能力で解けないようなむずかしい問題を解こうとしないことです。 |
工学部に来て大変なことは? | レポートや研究が自分一人の力では解決できないことが多いことです。 |
工学部に来てよかった事は? | 難しい課題は多いけれど、達成した際にはより楽しいと思えることです。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |