2016年3月4日
進路について考え始めた当初は、特にやりたいことも興味があるものも思いつかず、数学が得意だったことから理系にこの先進むのかなと漠然と思っていただけでした。しかし高校2年の時に卒業生が母校に訪問されて、その方のお話を聞いたことが、意思を持って理系を目指すきっかけとなりました。その方の仕事は、シャープペンシルを設計すること。デザイン部門の人が考えたデザインと照合していかに書きやすく使いやすいシャーペンの形を作り出すか、材質や重さはどうするか等を考えて設計をなさっていました。自分のやっていることを楽しそうに話している姿を見て「いいな!」と思いました。自分が考えたものが世に出回り、人々のためになる。モノづくりを通して社会に貢献できるのは素敵なことだと思い、モノを作る側になりたいと私は思ったのです。 大学を選ぶ際、私は大学生活では様々なことに挑戦したいという思いがありました。この海事科学部では、他の学部にはあまり見られない珍しい実習が多いです。化学実験や物理学実験等の実験を通した実習だけでなく、海に関するロープワーク実習やカッター実習、ヨットの実習等の様々な船舶実習があります。船舶に乗って実習するという貴重な体験ができるのはこの大学のこの学部だけではないかと思い、知らない世界に飛び込んでみたいと考えました。大学に入ってからは、船舶実習にて実際に体を動かし、船舶の運航について学びました。多くの人たちとの繋がりも得ることができ、大変充実した経験ができたと思います。また、この実習を通して机上で学んだ船舶のエンジンの仕組みや周辺機器の役割について実際に目で見て確認ができるため、実感をもって理解できました。私はエンジン等の機器の内部構造を学び、人の手によってひとつひとつ精密に設計されて作られていることを知り、感銘を受けました。そして、このような設計に携わりたいと感じました。海事科学部では理系の学部であるにも関わらず、経済や法律についてなど幅広い分野について学ぶことができ、興味を持って挑戦すれば知見を広げることができると思います。皆さんもぜひ様々なことに挑戦して、色んなものを見て、知って、「いいな!」を感じてください。 どんなことでも「いいな!」「おもしろそう!」と思ってその世界に飛び込めば、きっとたくさんのことを深く学ぶことができると思います。
工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 中学の頃から理系に進みたいと思っていました。この学部への進学を決めたのは高校3年の受験前です。 |
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大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 実家から近いのと国公立であること。また海事科学部では船舶実習等なかなか受けることができない実習があり、たくさんのことに挑戦できると思ったから! |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 思います! 会社によって生み出す製品が違うので、自分のやりたいことを見つけやすいのではないでしょうか。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 学校の授業で進んだ範囲をその日のうちに問題集を使って毎日復習することです。そこでわからないところがあれば次に日に必ず先生に質問に行くこと!わからない問題をそのままにしないことだと思います。 |
クラブ・サークル活動などをしていますか? | オフショアセーリング部に所属していました。3年生で引退しましたが、クルージングヨットに乗ってレースに出たり淡路島にクルージングに行ったりしていました!海から見える景色は普段と違って見えて楽しいですよ! |
お気に入りのグッズを見せてください♪ | 幼少のころから大事にしている人形です。今や家族のものも混じって大所帯になっていますが・・・(笑) |
工学部に来てよかった事は? | 貴重な実習を受けて学べること!この学部では机上で学んだエンジンの仕組みやうごき等を船舶実習を通して、実際に身体を動かして学ぶことができるので、「なるほど!」と理解がしやすく、苦手な物理系の学習でも意欲がわきました! |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |