2016年1月21日
私が広島大学を選んだ理由の一つ目は群馬にある親元を離れて生活してみたいと思ったからです。料理や洗濯、掃除を一人でやるのは初めのうちはとても大変で、働きながら家事全般をこなしている母親に感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。二つ目の理由は広島には友人や親せきはもちろん知人もいないため、自分でコミュニティーを一から作らなければならないという環境に自分を置きたかったからです。たとえば地元の大学に進学すると必ず高校の友人・知人がいます。入学後、不安な気持ちがあるため、その子たちとばかりと過ごしてしまう可能性があり、たくさんの大学生がいるのにもかかわらず狭いコミュニティーに自分を置いてしまうと思いました。特に総合大学はたくさんの人に出会えるチャンスがあり、自分自身の成長のために遠い広島まで来ました。実際、群馬と広島とでは様々な部分が違っており、私自身の考え方も変わりました。
機械科では主に物理の勉強をしています。特に重要になるのが力学です。モノの運動や力を加えたときどこにどのくらいの力が働くかなどを計算したり、流体の流れや熱の伝わり方などを計算したりしています。数式を解いて計算できるので数学に近いかもしれません。身近にあるもので考えることができること、ほとんどが体験したり見たことがあるようなことを学んでいくので興味を持ちながら勉強することができます。テスト勉強やレポートは正直大変です。文系の人よりも量が膨大です。しかし、友達と助け合ったり徹夜して勉強したこともいい思い出となっています。また一生懸命勉強すればテストを受けた後、自分の力になっていることがわかるので今となっては頑張ってよかったと感じてます。
現在は熱工学研究室に所属しており、カーボンナノチューブ生成に関する研究を行っています。研究室に所属するまでカーボンナノチューブの存在すら知りませんでした。しかし論文を読み進めていくうちに、カーボンナノチューブに段々と興味が湧いてきて、実験結果がどのようになるのか、また、どうしてこのような結果になったのか考えることが楽しいと感じられるようになりました。
将来目指している職業は何ですか? | まだ決まっていませんが、機械科は幅広い分野の職業に就職することが可能です。 |
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工学系への進学理由は? | 理系に進むうえでモノづくりで人の役に立ちたいと思ったからです。 |
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 親元や友人のいる環境から離れ、新しい人間関係をつくるためです。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 話しやすい人が思ったよりも多かったです。 |
男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 重いものを持ってもらえたり、力仕事は代わってもらえます。毎日化粧をして服装考えたりするので、男子より早起きしなければならないことです。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 語彙を増やすことです。英語の長文は論理的に読むことを心掛けています。 |
工学部に来て大変なことは? | レポートの数が文系よりも多いし、授業難しいし、単位もとることが難しいです。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |