2015年1月15日
私がこの学部学科を志望し、入学するきっかけとなったのは、たまたま見た大学のパンフレットでした。高校生だった頃の私は化学に興味はありましたが、環境に対しての興味は人並みでした。大学で化学について詳しく学びたいけれど、その学んだことをどうしたら社会や人のために役立てられるのだろうか、そう考えていた時に目にしたのが私の学科の紹介文の「化学の力で住みよい地球環境作りに取り組もう」でした。私が探していたものがこの学科に入ることで見つかるような気がしました。
学年が上がる毎に講義内容は専門的で難しくなりますが、先生がわかりやすいように工夫して教えてくれるため、とても理解しやすく、勉強が苦手な私でも講義についていけます。また、どの先生も、分からない所を聞きに行くと、分かるまで丁寧に教えて下さいます。1学年は40名程ですが、皆、仲が良く、テスト前は夜遅くまで学生同士で集まって、学校や図書館で勉強しています。今期は研究室の研究内容に関連した学生実験を受講しています。実験はしんどい時もありますが、ティーチングアシスタントの大学院生や先生が優しく教えてくれるため、最後まで頑張ることができます。また、目標とする結果が出た時の達成感はとても気持ちの良いものです。これから研究室に配属されますが、どの研究室に配属になるのかワクワクしています。また、私はスノーボードサークルに所属しています。サークルでは、他学部の友達も増え、良い気分転換になっています。
研究室では、排水に含まれる有機物を光で分解する「光触媒」の研究をしています。私が卒業研究を始めた頃は、中々うまくいかずに苦労しましたが、試行錯誤しながら、粘り強く実験を行い、様々な分析を行った結果、予想とは異なる面白い現象が起きていることをつきとめました。現在では自分の発見した現象を礎に、排水処理に用いられている過酸化水素やオゾンを無害な水や酸素に分解する研究へと展開させています。従来、過酸化水素やオゾンの分解触媒として二酸化マンガンが利用されていましたが、水に溶け出してしまうと生物に悪影響を及ぼす恐れがありました。私の研究成果は、環境にやさしい触媒の開発につながるのではないかと期待しています。また、新入生歓迎会や研究室対抗のスポーツ大会などのイベントも開催しています。化学と環境とのかかわりに興味のある皆さん!ぜひ一緒に楽しく充実したキャンパスライフを送りませんか?
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |