研究開発、なんてダイナミックなんだ! |
ふとした瞬間に思い付く。「あっ、こうしたら良いかも。」特許出願が認められ、出願書類を書く。書類作成に並行して基本動作実験も行う。
特許事務所の弁理士と何回かの打ち合わせを経て素晴らしい出願書類に仕上がる。特許庁審査官の審査を受け、指摘された点を修正する。良い発明は海外へも特許出願となり気持ちも高揚する。
基本動作実験の結果をもとに、本格的な実験開始に向け、さまざまな分野の多くの専門家と打ち合わせをする。実験を成功させるうえで先端技術は重要だ。特殊な先端技術を持つ大小さまざまなメーカーに、先端技術のデバイスや回路、装置の試作を依頼する。
実験システムは、当初、正常に動作しない。いろいろと工夫する。そして、やっとのことで「実験成功!」。
大掛かりな実験では、論文がいくつも書ける。嬉しい。とっても嬉しい。嬉しくて、早く人に言いたいから、そして、多くの人に知ってもらいたいから、国際会議で発表する。「たくさんの人が興味を持って聞いてくれる!」感謝、感激の瞬間である。
国際的に認められると、次は国際標準化だ。そして、いよいよ大規模試作が行われ実用化される。多くの人々に使用される。その喜びは格別である。
ふとした瞬間の思い付きや発明が、実用化され多くの人々に使用されるまでに、何人もの知恵と技術が活かされる。研究開発、なんてダイナミックなんだ!
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