皆さんこんにちは!私は福井大学大学院の材料開発工学コースに所属している者です。
突然ですが、皆さんは大学院と聞いてどのようなイメージをお持ちですか?ある程度イメージできる人もいれば、正直何をする場所なのかあまりイメージが湧かない人もいると思います。そこで、この場をお借りして、私の大学院生活について紹介させていただきますので、皆さんの参考になれば幸いです。
私は環境浄化材料に関する研究を行っています。具体的には、電解還元法によって有害なセレンを含む排水を除去する技術を対象とし、そこで使用する機能性の電極材料を合成する研究に携わっています。簡単に一か月の流れを説明すると、最初にある程度の研究方針を定めてから研究を進めていきます。様々な条件で実験を行い、それによって合成した機能性電極材料を高度な分析機器を用いて評価します。そして、月末には集めたデータをまとめて、研究室内で発表をし、教授やメンバー同士でディスカッションを行います。さらに、機会があれば、研究した結果を学会などで発表することもあります。
また、私の研究室では定期的にゼミを行っています。ゼミでは主に自分の研究に関する論文を読んだり、解析に関する知識を深めたりしてます。このゼミを通して、専門的な知識を身に着けることができ、自分の研究に大いに役立てることができます。仮に研究や論文について分からないことがあっても、いつでも教授に直接質問ができますので、不自由のない環境で研究活動を行うことができます。
以上が私の大学院生活についての紹介になりました。一見すると大学院ではやることが多く、自分のプライベートな時間がないと思われる方もいると思います。ですが、私自身今までの大学院生活を振り返ってみると、アルバイトや友人との旅行などに時間を十分に充てることができました。
このように、大学院では研究活動を行う環境が整っているうえに、プライベートな時間も優先することができます。大学院に興味がある方はぜひとも大学院を目指してみてはいかがですか?
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