僕は中学卒業後、明石高専の電気情報工学科に入学しました。面接では色々話を盛りましたが、家から近い国立の学校という理由だけで選びました。特に電気情報工学が好きというわけでもなくなんとなくです。しかし、ここでの授業はとても興味深いものでした。専門性がある授業を受けられるということが、好きなものがない僕にとって何より刺激的でした。
明石高専卒業後は神戸大学海事科学部に編入学しました。この海事科学部のマリンエンジニアリング学科は明石高専で得られた電気情報工学に関する専門性を活かせる学部でした。また、この学部では海事科学という珍しい専門性を得られることを期待していました。
大学ではこれまでと違って自分で受けたい講義を選ぶことができます。他学科の講義も興味があれば受けられますし、受けてみて興味がなければ取り消せます。嫌な勉強はしなくてもいいということです。画期的ですね。(必修科目は嫌でもちゃんと勉強しましょう)
大学4回生になると研究室に配属され、研究が本格的にスタートします。「研究ってなんだ、難しそう」って思う人が大半だと思いますが、僕はとりあえず興味があるテーマを選択しました。現在は「自動離着岸を目指したステレオカメラによる船舶の位置姿勢計測」というテーマで、自動運航船に向けた技術開発を目的として研究しています。なんかかっこいいでしょう?僕はかっこいいと思います。かっこいいことをしているんだという自信を持って日々研究に取り組んでいます。
中学・高校生だと自分が何に興味があるかもわからない、進路の選び方もわからないって人が多いと思います。でも僕みたいに行き当たりばったりでも大丈夫です。なんとなくで学校を選んでも先生の話を聞いていると面白いなって思う瞬間があると思います。もっと深く知りたいって思えることを見つけられれば勉強は楽しくなります。しかし、実際多くの大学生は楽に単位を取ることに気が行ってしまって本当に興味があることを学べていないと思います。それってもったいないですよね。自分がしたいことを見つけて、それを実際にできるところが大学です。もちろん勉強や研究に限らずサークルでもバイトでも留学でも好きなことや興味があることができたら何でもすればいいと思います。行動してみてください。好きなことをたくさん見つけて自分だけの最高の学生生活を過ごしてください。
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