一昨年4月、私は九州工業大学情報工学部システム創成情報工学科の3年次に編入学しました。この大学に編入学する前は高等専門学校(高専)で制御や情報などを学んでいました。高専を卒業したあとに就職するという選択肢もありましたが、さらに知見を広めたいと考え、地元からも近いこの大学への進学を決めました。現在は大学院に進学し、ロボット制御を中心とした研究を行っています。
私の学生生活は“ものづくり”で埋め尽くされています。それは、研究だけにとどまったものではありません。本学には「デザイン工房」という部屋が設置されており、自由なものづくりをできる環境が整っています。3Dプリンタやレーザ加工機をはじめとしたデジタル工作機械が備わっており、本学の学生であれば自由に使うことができます。私は工房の学生スタッフを務めながら、様々な“ものづくり”を行っています。これは、私の専攻分野と直接関わることは少ないですが、工房での作品製作をひとつの趣味として楽しい時間を過ごしています。
私が工房で製作したものの中でも「論文まもるくん」という作品は動画投稿サイトで公開したことをきっかけとしてインターネット上で広く知られました。またコンテストに応募し最優秀賞を受賞したことからテレビや雑誌などでも度々取り上げられ、多くの貴重な経験ができました。ちょっとしたアイデアがきっかけとなり、それらをカタチにしただけではありましたが、「まさかこんなことになるとは」の連続となりました。
大学での生活は空いた時間も多く、好きなことをできる時間が沢山あります。大学での専攻分野に限らず、自分のやりたいことを見つけてじっくり取り組むことが、充実した日々を過ごすことに繋がると思います。
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