私が在籍する広島大学は、11の学部に1万人を超える学生が通う大きな総合大学です。日本国内の幅広い地域から毎年多くの学生が入学するだけでなく、70ヶ国近くの国から留学生も在籍する大学です。このような一面が、広島大学に進学しようと決意した決め手の1つです。
学生数が多く、様々な地域の出身者がいるということは、まだ知らない文化や知識、価値観に触れられる機会が多く、自分の価値観を広げられるチャンスに恵まれているということでもあります。私は、機会を逃すことがないように、できるだけ多くの人と関わるようにしようと考えました。そのために、様々な学部の学生が多く集まる大学祭実行委員会に所属し、アルバイトを始めるときも学生が多く、自分たちで考えて主体的に働けるところを選びました。
実行委員会での活動もアルバイト先での活動も、決まっていることをこなすのではなく、目標を自分たちで定め、それに向かってどう近づけていくかを考えて、メンバーで協力しあうことが求められています。大学の授業でも、グループで課題を達成するために協力するような講義もありました。自分一人の力だけではなく、複数人で同じ目標に向かってそれをやり遂げようとすると、何度も意見がぶつかったり、努力をしても思うようにできなかったりします。このような困難や苦しいこともたくさんありましたが、その分目標を達成できた時の達成感や充実感は格別です。
今、大学生活4年間を思い返してみると、自分一人で達成できるようなことはほとんどなかったように思います。だからこそ、自分の考えをしっかり伝え、相手の考えを正しく理解し、惜しみなく協力しあうことがこれからも重要になってくると感じています。
多くの人が集まるこの広島大学では、きっと誰もがそれを感じることができると思います。
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